金剛山で6・15民族統一大会
   郭東儀委員長が本大会で演説/共同決議文を採択

   「対決と分裂策動の阻止」を決議/在日同胞への迫害許さぬ

 六・一五共同宣言実践民族共同委員会(六・一五民族共同委員会、白楽晴、安京浩、郭東儀、文東煥共同委員長)は、六月十五日から十六日まで金剛山で「六・一五共同宣言発表八周年記念民族統一大会」(六・一五民族統一大会)を開いた。六・一五民族統一大会には南側から二百五十八人、北側から約百人、海外側から郭東儀共同委員長、孫亨根副議長を団長とする韓統連代表団を含む日本地域委員会をはじめ七十九人の代表らが参加した。十五日に開かれた本行事の「六・一五共同宣言と十・四宣言履行のための民族大会」(民族大会)では、@六・一五共同宣言を民族共同の統一大綱として、変わることなく高く掲げていくA民族の和解と統一を阻む、あらゆる対決と分裂策動を断固阻止する――など、五項目の「共同決議文」を採択した。南側で李明博政権が発足して以来、南北当局間の対話が断絶しているなか、南北海外の同胞が一堂に会して、六・一五共同宣言と十・四宣言を実践していくことを明らかにした意義は大きい。六・一五民族統一大会では、このほかに開幕式、共同写真展示会、金剛山の共同登山、宴会が行われた。(関連記事は別掲、三面)

 開幕式と民族大会は六月十五日午後三時五十分から現代文化会館で行われた。南側の白委員長は開幕演説で「この行事をソウルで、当局代表団も参加して盛大に開けないことを物足りなく思うが、こうして六・一五共同宣言発表八周年記念民族統一大会が確かに開催されたのは民間統一運動の生命力を立証するものだ」と強調した。白委員長は「六・一五共同宣言の固守と十・四宣言の履行を力強く約束する大会にしよう」と、民族統一大会の開幕を宣言した。

 アリランの伴奏で統一旗が掲揚されたのに続いて、北側の安委員長が演説した。安委員長は、「歴史的な宣言とわが民族同士の理念は、いわゆる『非核・開放・三〇〇〇』とか、『実用主義』とかいうことが不当だというのが今日の現実」と指摘し、「統一運動の環境と条件が根本的に変わった。『統一万歳』を叫びながらの祝祭の時代は終った」と述べ、「統一問題を対米関係に隷属させて、われわれの運命を他人に差し出すに等しい『韓米同盟優先論』を許すことはできない」と主張した。

 海外側の郭東儀委員長は「いま南側で赤々と燃えあがるロウソクの灯りこそが今日の情勢の特徴であり、それが南側の民心だ」と指摘しながら演説し、「祖国の統一を願う全民族の崇高な意思にしたがい、南北の首脳が合意した六・一五共同宣言と十・四宣言は、全民族的に公認された統一の里程標であり、その実践綱領であり、これを離れて祖国と民族の未来を考えるなどありえない」と強調した。(演説全文は三面)

 南北、海外の代表らは、「今、自主統一に向かう民族の前には、実に大きな障害がつくられている」とし、@六・一五共同宣言を民族共同の統一大綱として、変わることなく高く掲げていくA民族の和解と統一を阻む、あらゆる対決と分裂策動を断固阻止するBわが民族に対する外勢の挑戦と干渉を克服し、民族の尊厳と利益、自主権を固守するための全民族的な運動をたゆまず繰り広げていくC六・一五共同宣言と十・四宣言を支持し、それの履行のため、内外の各界の政党、団体、人士らとの連帯と団結を強化するD六・一五民族共同委員会を拡大強化し、その役割をより高めていく――との共同決議文を採択した。共同決議文では特に、「日本当局の在日同胞に対する過酷な政治的迫害と弾圧蛮行、独島強奪企図と歴史わい曲策動を絶対に容認してはならない」とし、在日同胞に対する日本政府の弾圧に、南北、海外同胞が共同で対処することを明らかにした。

 民族大会を終えた南北、海外の代表らは温正閣前広場で行われた南北、海外共同写真展示会を観覧した。海外側の李漢洙副委員長は「写真を通して過去八年間、わが民族が享受してきた喜びと栄光を誇らしく回顧できる。六・一五時代をさらに昇華する場にしよう」と開会あいさつした。

 その後、歓迎宴会が金剛山ホテルで行われ、南北海外の代表らは再会を喜び、親睦と交流を深めた。

 大会二日目の十六日、六・一五民族共同委員会の南北、海外共同委員長は、六・一五共同宣言の実践のための事業計画を論議するために、共同委員長会議を開いた。共同委員長らは@六月十五日を民族共同の記念日に制定するために積極的に努力することA六・一五宣言の核心である「わが民族同士」の理念に反し、制定六十年となる国家保安法など法的・制度的障害を克服していくことB八・一五共同行事は行わず、南北海外がそれぞれ記念行事を行うC十・四記念行事の方向性は今後論議していくこと――などに意見を集めた。

 一方、南北海外の代表らは金剛山の共同登山を行った。

 海外側委員会は十四日に委員長団会議、十五日に総会を開いた。

 午後一時から現代文化会館で閉幕式が行われた後、南北海外代表団は別れを惜しみながら、金剛山を後にした。


 

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