韓統連07年度活動方針

韓統連07年度活動方針

自主・民主・統一の立場で/在日同胞とともに前進する

■ブッシュの戦争策動を阻止破綻させたのは六・一五実践の成果

 六・一五南北共同宣言による朝鮮半島情勢の歴史的転換は、南北の和解と交流を飛躍的に促進し、自主統一に向けた朝鮮半島情勢の地殻変動を引き起こした。

 しかし、力による一国覇権主義をおしすすめようとするブッシュ政権の登場によって、国際的な合意と秩序はことごとく破棄、破壊され、世界は暴力が連鎖する混沌の沼に落ち込むことになった。

 イラク侵略と対北朝鮮圧迫政策は、中東と朝鮮半島を米国の支配と影響下におくことによって、同時に、欧州と中ロ、日本という周辺大国を米国の覇権の下に統制しようとする政治的野望をも含んでいた。そして、これは、核先制攻撃というブッシュの新たな戦争戦略によって、米国の軍事力の前に世界が沈黙し屈服することが前提とされていた。

 しかし、侵略戦争の泥沼化と北朝鮮圧迫政策の失敗によって、米国に対する国際的な不信と離反は増大し、周辺諸国との軋轢はむしろ高まることになった。

 米国の覇権によって世界を統轄しようとするブッシュ政権の野望が破綻しつつあるのは、六・一五共同宣言を固守し、米国の圧力と干渉をはねのけて和解と交流をおしすすめ、自主と民族大団結の力で戦争策動を阻止してきた、わが民族の誇らしい闘いの成果でもあるのだ。

 ■戦争策動を阻止し、米日の北朝鮮敵視政策を転換させて関係正常化を

 先般、六者協議において合意文が採択され、朝米間の直接対話も進展している。こうしたことから、ブッシュ政権の対応の変化が一時的で表面的というよりは、これまでの朝鮮半島政策が根本的に転換される可能性を含んでいると見ることができる。しかし、起死回生を狙う権力中枢によって、より危険な暴走の可能性も排除できないことはいうまでもない。

 こうした変化を、朝鮮半島情勢の根本的転換、すなわち、朝米正常化へと牽引していくためには、六・一五共同宣言を着実に実践して民族自主路線のもと民族的団結を強化し、国際的な反戦平和世論を喚起して、ブッシュ政権の戦争策動を阻止していかなければならない。

 戦争策動を破綻させ、朝米正常化を実現するうえで、日本の朝鮮半島政策が持つ位置と役割について正しく認識することが重要だ。

 米日の北朝鮮敵視政策は結びついており、米国の意図とは独立して日本政府が歴史的に固執してきた北朝鮮敵視政策を決して過小評価してはならない。朝米・朝日関係の正常化は、同時に促進されなければならない。

 ■朝米関係の変化と韓国大統領選に影響を与える日本の朝鮮半島政策

 ―日本の朝鮮半島政策の是正は緊要な課題であり、日本におけるわれわれの重大で主要な任務

 ブッシュ政権の戦争策動を阻止するうえで、日本政府の朝鮮半島政策を是正させることは重要な課題である。

 「北の脅威」を口実に社会の反動化をおしすすめる日本政府は、朝鮮半島における南北の和解に敵対しながら、いまや、韓国政府を分裂と対立へと圧迫しようとしている。

 南北の和解に敵対しながら社会の反動化を促進し、戦争への道をひた走るのか、六・一五路線を支持して朝日正常化を促進し、朝鮮半島とアジア諸国との互恵平等な関係を構築して平和と民主主義を発展させるのか、今や、日本社会は大きな岐路に立たされている。

 在日同胞の団結と日本人良心勢力との連帯の力によって、日本政府の朝鮮半島政策を是正させること、すなわち、南北の和解を支持し、ピョンヤン宣言にのっとって朝日の関係正常化を促進させることは緊要な課題であり、日本における自主・民主・統一運動の担い手であるわれわれの主要な任務なのである。

 民団騒乱事態で明らかになったように、韓米日の反統一勢力は、日本政府の敵対的な朝鮮半島政策を盾に、日本を拠点に、韓国政府の対北政策に干渉し、分裂と対立へと圧迫しようとしている。

 大統領選挙では、韓米日の反統一勢力が六・一五路線に反対する候補を当選させるために総力を尽くしてくることが予想され、日本のマスコミや在日の反動勢力が動員されることになるだろう。

 それゆえに、日本政府の朝鮮半島政策の是正を求める世論喚起と在日同胞の和合を促進する運動は、大統領選における反統一勢力の圧力と干渉を排撃し、次期政権をして六・一五路線を継承発展させるよう圧迫することにもつながるのだ。

 ■反統一勢力の分裂策動排撃し、在日同胞社会の和合促進して日本の朝鮮半島政策是正を

 ―在日同胞社会の和合と日本社会の民主的発展、朝鮮半島情勢の安定は結びついた課題

 昨年の五・一七共同声明をめぐる民団騒乱事態は、駐日米国大使館と日本公安権力による露骨な干渉と圧力、それと連動した民団内の維新民団体制に固執する守旧派の扇動によるものだった。しかし、このことによって、在日同胞社会を分裂させ対立させている反統一勢力の実態が満天下に明らかになった。

 こうした反統一勢力の分裂策動を排撃するためには、六・一五路線を着実に実践し、自主・民主・統一運動を強化発展させなければならない。

 すなわち、民族大団結による祖国統一運動の促進と、内外の自主・民主・統一勢力の団結した力によって米日の不当な干渉をはねのけることが、在日同胞社会の和合を促進するためには、不可欠で緊要な課題なのだ。

 在日同胞社会の和合を阻止するため日本の反動勢力が露骨な干渉を行ったことで明らかになったように、在日同胞社会の分裂と日本社会の反動化、朝鮮半島情勢の緊張は結びついている。

 それゆえに、在日同胞社会の和合は、日本社会の民主的発展、朝鮮半島情勢の安定と結びついた課題であることをしっかりと認識し、在日同胞と日本の世論を喚起しなければならない。

 ■在日同胞の命と人権を守るためにも、「五・一七共同声明」支持し和解と団結が重要

 在日同胞の運命は、祖国と日本社会に深く結びついており、在日同胞の将来は、祖国統一を促進し、統一祖国と日本との互恵平等な友好親善関係を構築していく過程に展望しなければならない。

 日本社会の反動化が推し進められれば、在日同胞の生活と民族的権利ばかりか、命と人権まで脅かされるだろう。すでに、総連に対する弾圧攻勢と差別排外的な社会風潮は、そのことを予兆している。危機はもうすでに、私たちの身辺に訪れているのだ。

 在日同胞が自らの命と人権を守り、生活と民族権益をよう護するためには、主義・主張を超えて団結しなければならない。民族を重視し尊重する民族的立場で、全在日同胞の利益のために和解し団結すること。これが、在日同胞にとって、当面、最も重要な課題だ。

 和解と団結の指針は、昨年、発表された五・一七共同声明が明らかにしているように、六・一五の旗の下に和解し団結することだ。このことは、祖国統一を促進する道でもある。

 ■内外の自主・民主・統一運動勢力の団結で、在日同胞を分裂と対立の沼から救出しよう

 五・一七共同声明をめぐって、声明の撤回と執行部の退陣を求めて紛糾した民団内部の騒乱事態の本質は、六・一五路線に反対する韓米日の反統一勢力が結託して行った分裂策動であった。

 在日同胞組織を拠点に、同胞社会を分裂させ混乱させてきた反統一勢力の策動をこれ以上、座視することはできない。もうこれ以上、在日同胞を極右反動勢力として政治利用し愚民化しようとする反統一勢力の横暴を許してはならない。

 韓統連発足以来、三十年余の間、自主・民主・統一運動の発展に寄与することで、ついに六・一五時代という新たな状況が切り開かれた。

 しかし、新たな時代状況にもかかわらず、在日同胞は、南北の和解を敵視する日本政府の朝鮮半島政策の下、南北和解路線を圧迫しようとする反統一勢力の分裂策動によって、いまや国内同胞以上に困難な状況におかれている。

 加速化される日本社会の反動化の波にさらされ、反統一勢力の分裂策動によって踏みにじられてきた民族の尊厳と人権を奪い返し、これを守り発展させるために、そして、在日同胞の命と人権、生活と民族的権利を守るために、在日同胞社会に責任ある組織として、われわれに課せられた使命と時代の要請は重大である。

 かつて、「海外同胞は総団結して国内同胞を救出しよう」というスローガンの下に組織を発足させたように、いまや、内外の自主・民主・統一運動勢力の団結した闘いによって、共通の敵である反統一勢力の分裂策動を排撃し、在日同胞を分裂と対立の沼から救出しなければならないのだ。

 ■「二年計画」の成功のために、「在日同胞とともに進む」大衆路線の確立を

 「二年計画」は、次期代議員大会(〇九年三月)までの二年間、在日同胞に対する宣伝活動と対人活動を集中的に展開して、同胞に対する意識化事業を徹底し、五・一七共同声明を固持して、在日同胞社会の和合を実現することを目的とするものだ。

 この計画は同時に、韓統連の在日同胞社会における実質的な名誉回復を実現して組織基盤を強化することを組織的目的としている。すなわち、韓統連が、在日同胞の深い信頼に支えられた組織として、在日同胞社会に確固とした地位を築くことが、この計画がめざす核心的な組織目標なのだ。

 組織のあらたな飛躍のためにも、今こそ、われわれは、韓統連結成の原点に立ち返らなければならない。

 大衆運動を通して、保守的で反共・反北意識にとらわれていた多くの民団同胞を、愛国の道へと導いた指導者、諸先生、先輩たちの粘り強い組織活動作風と大衆路線に、今一度、われわれは学ばなければならない。

 ■活動家を意識化し統一と団結を強化して組織を強化発展させよう

 組織の強化は運動の発展にとって死活的な課題であり、運動の展望は、組織の強化発展にかかっている。

 中央のもとに全国が団結し、地方組織と会員団体が一体となって組織的に実践する、統一と団結こそがわれわれの力の源泉である。組織の民主的作風と同志的信頼関係の強化発展に努め、運動を実践していく過程で組織を整備し強化発展させていかなければならない。

 今大会を契機に、われわれは、組織の全力量を傾注して、在日同胞社会の和合と日本政府の朝鮮半島政策の是正を求めて集中的な運動を展開し、一大旋風を巻き起こして在日同胞と日本の世論を必ず喚起するだろう。

 こうした闘いを通して、日本の良心勢力の支持を広げながら在日同胞社会の和合を促進し、在日同胞の愛国力量を結集して祖国の自主的平和統一を促進していかなければならない。

 

[HOME] [MENU]