【主張】在日同胞への弾圧やめろ

【主張】在日同胞への弾圧やめろ

最近、日本警察による在日同胞への弾圧事件が頻発し、それがさらに拡大しようとしている。弾圧の対象は朝鮮総連系組織とそれに所属する同胞である。昨年末から現在までに東京、神奈川、滋賀、兵庫、北海道で総連所属の商工会、科学者協議会、朝鮮学校、地方本部、支部などの事務所と在日同胞宅などに対する強制家宅捜査があり、各地で総連幹部と在日同胞が逮捕されている。

 強制捜査や逮捕の理由は「薬事法違反」「労働者派遣法違反」などの容疑であり、警察当局の一連の強制捜査や逮捕は、過剰かつ異常であると言わざるをえない。これは明らかに在日同胞に対する深刻な人権侵害であり、同時に政治的な側面が強い。実際、警察庁の漆間厳長官が先月の記者会見で「北朝鮮が困る事件の摘発に全力をあげる」と発言し、警察最高幹部自らが一連の事件が政治弾圧であることを公言している。日本政府の対北強硬路線に沿って微罪を「大事件」に過剰包装し、マスコミに渡して「北朝鮮バッシング」をあおり、強硬路線を強化するという政治目的を達成するために、朝鮮総連と在日同胞を狙い撃ちにし、徹底弾圧しているのである。日本政府の政治弾圧によって総連系の同胞が民主的権利どころか、教育権や生存権まで根こそぎ奪われようとしていることはけっして座視できない。

 われわれは日本政府の朝鮮総連に対する不当な政治弾圧に断固抗議し、即刻中止を要求する。在日同胞に対する日本政府の人権侵害や不当弾圧に対して在日同胞は、民族の良心をもって所属と立場を超え、力をあわせて反対していかねばならない。一連の朝鮮総連に対する不当な弾圧は、在日同胞全体に対する人権じゅうりんである。このような弾圧に口をつぐみ、傍観するなら、いずれ朝鮮総連に所属する同胞以外へも拡大される弾圧によって、人権と生命を脅かされることになるだろう。また民族学校をはじめ在日同胞に対する日本人のテロが一層激化することも憂慮される。

 日本政府の不当弾圧を中止させるためには、何よりも在日同胞が団結しなければならない。われわれだけでなく、すべての民族団体がこういう時にこそ、同族精神を発揮すべきではないだろうか。

 われわれは国内、とくに韓国の同胞にも朝鮮総連に対する日本政府の不当弾圧に抗議の声をさらに大きく上げるよう要望する。六・一五共同宣言の精神に基づいて、すべての海外同胞の人権が保障され民族的権利が保護されるよう、南北がともに一層の努力を傾けてほしいと思う。

 日本の友人に訴える。民主主義のバロメーターのひとつが日本政府の在日外国人に対する処遇といえる。歴史的に見ても在日外国人に対する不当弾圧の後に、進歩勢力や民衆運動勢力に対する日本反動勢力の厳しい弾圧が待っていたことを想起してほしい。日本政府は朝鮮総連と在日同胞に対するイメージを悪化させ日本国民の民族排外主義を助長しながら、それを政権維持と「戦争のできる国」づくりに利用している。これほど危険な道はない。日本はアジア民衆とともに生きていくことが唯一の活路であり、その試金石が在日同胞に対する政策のありかたと言える。日本政府の暴走を許してはならない。


 

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