6・15共同宣言実践民族共同委員会 共同委員長の新年辞

統一の里程標固守し貫徹を

郭東儀(海外側共同委員長)

 希望に満ちあふれた新年、二〇〇七年が明けました。新年を迎えて国内外のすべての統一運動団体と統一愛国人士に心からお祝いを申し上げます。

 昨年はわが民族対米国との対決が激烈な年でした。このような情勢のなかで祖国統一運動も多くの試練を経なければならず、当局者間接触が中断したまま年を送らなければなりませんでした。

 しかしこうした困難な状況のなかでも、民間次元の和解と団結、統一に向けた民族共同行進へとつながりました。

 特に米国とその追従国が対北制裁騒動を繰り広げた、七月五日の北朝鮮のミサイル試験発射から一〇・九核実験を行った時期を含めた十一月末までの百四十七日間に、ピョンヤンと金剛山などで行われた南北政党・社会市民団体の共同行事は五十六回に至りました。日割りすれば、二日に一回ずつ共同行事が行われたことになり、これは六・一五共同宣言の正当性と生命力を誇示すると同時に、わが民族の統一意思をくじく力はこの世界にないということを再度見せつけた誇らしい成果です。

 私たちは米国との対決で連戦連勝の記録をうち立てています。

 ブッシュ政権は自由と平和、非核化をうそぶいていますが、イラク事態を例に挙げるまでもなく、彼らの言葉と行動は正反対です。彼らが真に朝鮮半島の平和と非核化を望むなら、北朝鮮に対する経済制裁と軍事的脅威などの対北敵視政策を完全に放棄し、平和共存政策に転換しなければなりません。自分は世界を六回以上も破壊できる膨大な核兵器を持っていながら、特定の国に対しては核を放棄しろと脅迫するのは説得力がありません。

 今年は祖国統一運動で転換的な意味を持つ重要は年です。どのような逆風が吹こうとも、統一の里程標を固守、貫徹しなければならず、そのためには今年の八・一五までは六・一五を国家の記念日に制定させるよう、みんながともに努力をしなければならないでしょう。

 次に、朝鮮半島の各地と海外同胞社会に自主統一の機運が一層高まるよう、民族共同行事を盛大に行うのが良いと思います。わが民族同士の理念のもと、民族大団結を一日も早く実現しましょう。皆さまのご健康と幸福を願います。


活気ある6・15実践の道へ

白楽晴(南側委員長)

 二〇〇七年の新しい年が明けました。「民族時報」の読者のみなさんの健康と幸福を祈ります。

 昨年は、実に多事多難な年でした。民族の和解と協力のための歩みがたゆみなく続く一方で、朝鮮半島に思いがけない緊張が作り出され、六・一五共同宣言実践の道に小さくない難関が作り出されました。海外の活動家たちにもやりがいと失望が錯綜(さくそう)する一年であり、特に日本に居住する同胞たちにとってはこれまでにないほどつらい時期だったろうと思います。

 昨年六月、民主化の聖地光州で開かれた六・一五民族統一大祝典は、統一運動の過程で大きな成果を残した行事として記録されるでしょう。その後ピョンヤンで開かれる予定だった八・一五民族共同行事が南北での集中豪雨の被害によって霧散したことは、たいへん残念でした。しかし、まさにそうした苦難を契機に冷酷な分断の境界線を越えて民族の痛みをともに分かち合おうとする民間の努力は、困難な情勢のなかで格別な意味を持つものでした。その後、緊張が一層高まった時期に実現した六・一五民族文学人協議会の結成とキョレマル(朝鮮語)大辞典南北共同編さん事業のたゆまぬ進行、南北言論人らの出会いを含めた部門接触の成果は、六・一五共同宣言実践に対する楽観を強めました。

 今わたしたちは二〇〇七年の新年を迎えて、一層活気あふれる六・一五共同宣言実践の道に進まなければならないでしょう。共同宣言が提示した自主平和統一の漸進的で段階的な達成のため、多くの市民とともにし、平凡な大衆の小さな実践を大切にする統一運動がどの時よりも必要です。そのため、わが民族同士がより多くの相互理解と尊重、譲歩と献身で統一運動を楽しめることを願います。

 わたしたちの前にある危機をそう明に克服し、六・一五への道に一層精進する一年とするため、海外で暮らしておられる同胞のみなさんが先頭に立って海外運動の幅を広げながら、わたしたち南側が追求する市民参与型の統一運動に大きな力を与えてくださるようお願いします。この過程で在日同胞の努力が特に重要であることは言うまでもありません。

 二〇〇六年の終わりになり、今年の最も大きな困難は峠を越えたと信じています。新たな二〇〇七年は外勢の不当な干渉と内部の葛藤(かっとう)を克服し、和解と協力の大きな機運を一層確固とする一年となることを望みます。何よりも、わが民族の光り輝く未来と幸福に満ちあふれた一年になればと思います。お互いに胸襟を開いて知恵を集めれば、六・一五共同宣言の貴い精神は一層輝くことでしょう。新年も揺らぐことない信頼をもって、わたしたちみんながともに和解と平和統一の道を堂々と歩んでいきましょう。


「わが民族同士』の旗高く

6・15実践北側委員会

 五千年の民族史に特記すべき歴史的事変として民族の尊厳と偉容を万邦にとどろかせ、国内外で自主統一の機運がかつてなく高まった二〇〇六年が過ぎ、新たな二〇〇七年が明けました。

 六・一五共同宣言実践北側委員会は意義深い新年を迎え、民族の和解と団合、統一のために献身してこられた南と海外の同胞と団体に、熱いあいさつを送ります。

 振り返れば、昨年は民族の尊厳と自主権を侵害し、この地の平和を脅かして六・一五統一時代の前進を阻もうとする内外反統一勢力の民族対決と戦争策動が、どの時よりも露骨になった一年だった。

 しかし私たちは、強力な力で戦争を阻み、民族の安全を守護し、「わが民族同士」の旗のもとで全民族的な自主統一運動を力強く前進させてきました。

 特に対決と分裂を終わらせ、同胞社会の和解と団結を実現するための海外の各階層の人士と団体の献身的な努力は、反統一勢力のあらゆる挑戦をはねのけ、民族大団結を実現するうえで大きな寄与をはたしました。

 今日、わが民族問題に介入して自らの支配主義的野望を実現しようという外勢の干渉と専横、侵略策動は、日ごとに悪らつになっています。

 民族内部の反統一勢力も歴史の前進をくい止めようと意地を張っています。

 しかし、最後の勝利はわが民族にあります。

 全民族の運命を守る先軍があり、民族自主統一の里程標を明らかにした歴史的な六・一五共同宣言があり、一つに団結した民族の力があります。

 私たちは今年、民族自主の旗、「わが民族同士」の旗を一層高く掲げ、歴史的な六・一五共同宣言を徹底して固守しなければなりません。

 全民族の団結した力で対決と戦争のあらゆる根源を取り除き、国の平和を守護しなければなりません。

 六・一五時代の自主統一運動の機関車、六・一五民族統一委員会を一層拡大強化し、その役割を百方に広げていかなければなりません。

 六・一五共同宣言実践北側委員会は国内外のすべての同胞が新たな勝利が刻まれる意義深い新年に、祖国統一偉業実現において転換的局面をもたらすだろうと確信しながら、新年のあいさつを送ります。


「共生の精神」で平和実現

文東煥(海外側共同委員長)

 二〇〇七年、わたしの願いは平和です。「あなたが生きることで、わたしも生きる」という共生の精神を通して実現する平和です。過去には、強者が弱者を踏みにじり、強者の意思を強要してなされる沈黙を平和と言いました。しかし、そうした平和は悪循環をもたらすだけで真の平和は実現できませんでした。人類史で血なまぐさい戦争を繰り返してきたのは、このような偽りの平和だからです。

 今日の世界でも最大強国という米国は、いまだに武力を通して平和をなしとげようとしています。しかし、そのような誤った生の哲学は人類にとてつもない悲劇をもたらし、自身の明日にも悲劇をもたらします。最近米国が経験している惨状が、過去の誤った平和思想が偽りのものであることを証明しています。

 ブッシュ政権が朝鮮民主主義人民共和国に対して行う横暴もそうです。外勢によって分断された悲しみを深く感じているわが民族が、武力を捨てて平和的に統一しようと宣言したのが、まさに「あなたも生きることで、わたしも生きる」という思想の精神からうまれた美しい花なのです。これに対して、全世界が賛辞を送っています。しかしブッシュ政権だけがこれに背を向け、妨害し続けています。人情も何もない、強者の横暴です。自らキリスト教信者と自称しながら、どうしてそのようなことができるのでしょうか。

 しかしわたしたちは確信します。六・一五宣言を可能にした「共生の精神」こそが平和の道であり、これから人類が受け入れなければならない生の哲学です。だからこそわたしたちは、この共生の真理を胸に抱き、平和的な統一をなし遂げなければなりません。二〇〇七年は六・一五精神をわたしたちすべてに拡散することで、南北の統一に大きな進展をかち取らなければなりません。それによって、北東アジアに平和を実現し、全人類に真の生の道を切り開かなければならないでしょう。


 

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