6・15共同宣言実践のための南北海外共同行事準備委員会結成

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(民族時報 第1059号、3月11日付)

共同委員長に郭東儀氏ら4人を推戴

分断以後初の南北海外常設統一運動機構

 六・一五共同宣言五周年と祖国光復六十周年の今年を自主統一の決定的な転機の年とするため南北、海外代表約二百人は四日、金剛山で「六・一五共同宣言実践のための南・北・海外共同行事準備委員会」(共同準備委)の結成式を開き、南側の白楽晴常任代表、北側の安京浩委員長、海外の郭東儀(韓統連常任顧問)、文東煥共同委員長ら四人を共同準備委の共同委員長に満場一致で推たいし、正式に発足した。代表らは結成宣言文を通じて「わが民族の団結した力で自主と平和を守り、和合と統一の新しい歴史を創造しよう」と訴えた。翌五日には準備委第一回会議が開かれ「共同報道文」と「独島問題特別決議文」が採択された。準備委の発足は、分断以後初めて南北海外の同胞が民間次元の合法的な常設共同機構を発足させたもので、祖国の自主的平和統一に大きく寄与するとの期待が集まっている。(郭東儀委員長あいさつ、結成宣言文、共同報道文は別掲)

  南側の鄭鉉坤事務局長、北側のカン・ジヨン委員、海外の李政秀事務副局長(韓統連宣伝次長)の共同司会で始まった結成式は、アリランの演奏に続いて南北、海外準備委員会の経過報告が行われた。北側のリ・チュンボク副委員長は「昨年十二月二十日に共和国政党・団体合同会議を開いてすべての政党・団体が幅広く網羅された北側準備委員会を結成した」と述べた。南側の趙誠宇共同代表は「一月三十一日に白楽晴常任代表を中心に南側準備委員会を結成することで二〇〇五年を自主統一の転換的局面にするための第一歩を踏み出した」と報告した。海外側の金守埴共同副委員長は海外七地域の結成経過を明らかにし、「三月一日に中国の瀋陽で海外側準備委が結成、誕生したことを全世界に誇らしく宣布した」と明らかにした。

 続いて南北、海外の代表らは共同準備委の委員長推戴を行い、南側の白楽晴常任代表、北側の安京浩委員長、海外の郭東儀、文東煥共同委員長ら四人を共同準備委の共同委員長に満場一致で推戴した。

 郭委員長はあいさつで「祖国での戦争の危機が日増しに高まっている厳重な状況は平和を守るための運動を民族挙げて展開することを切実に要求している」と指摘し、民族共助で「祖国統一の大門を開くためすべての努力をつくそう」と訴えた。

 安委員長は六・一五と八・一五に開かれる民族共同行事について「単なる慶祝行事ではない」と指摘し、「共同行事を準備していく過程を通じて統一に向けた北と南、海外の各界各層の同胞の愛国の熱い心と声、力と知恵をひとつにしていくことになる」と述べた。

 白委員長は「共同準備委員会の発足によって民間交流が外部の情勢変化によって中断されないとの約束を同胞にできるようになった」と述べ、「準備委員会を通じて交流は拡がり、相互の信頼も深くなる」と指摘し、「準備委員会は五千年続いてきた自主的伝統の息づかいを受けてわが民族の統一の歴史に大事業をなし遂げることを信じて疑わない」と明らかにした。

南北、海外代表は結成宣言文で、「共同準備委員会は六・一五共同宣言に基づいて国の自主的平和統一をなし遂げるために、分裂以後初めて南と北、海外の各階層、政党、団体、人士を最も幅広く網羅して結成された常設的な全民族的統一運動連帯機構だ」と明らかにし、「今年を自主統一の転換的局面を開く年」とし、「わが民族の団結した力で自主と平和を守り、団結と統一の新たな歴史を創造しよう」と訴え、結成式を成功裏に終えた。

南北、海外代表らは五日、共同準備委第一回会議を開いて「共同報道文」と、日本の独島領有権主張は「わが民族の領土主権を侵害する侵略的な動き」とする「独島問題に関する特別決議文」を採択し、発表した。

 

海外準備委員会の郭東儀委員長あいさつ

 尊敬する皆さん。

 きょう、わたしたちは民族の誇らしい宝であり、世界の名峰である金剛山で「六・一五共同宣言実践のための南北(北南)海外共同行事準備委員会」を結成するための意義深い会議を開くことになりました。

 きょう、この会議は六・一五共同宣言を実践するための民族共同の統一行事を成果的に導いていくけん引車のような準備委員会をスタートさせるという点から、また「わが民族同士」理念に沿って民族共助を活性化させるうえで、新たな転換点になるという見地から見たとき、真に意義が大きく歴史的な集まりだと考えます。

 わたしはこの意義深い席を借りて南北海外で祖国統一の先頭兵として活躍している準備委員会代表の皆さんに崇高な敬意を送ります。

 尊敬する皆さん。

 祖国光復六十年、民族分裂六十年にあたる今日まで国土両断の受難が持続されていることは、わが民族には耐えられない悲劇といわざるをえません。

 わが民族の前には、民族共同の統一綱領であり里程標である六・一五共同宣言を実践して分断の障壁を打ち壊し、祖国統一の偉業を一日も早く闘い取らなければならない切迫した課業があります。

 わが民族の前にある切迫した課業は、まず民族の自主化を完全に実現することです。

 民族自主とは、自民族のことを自民族の意思と要求にあわせ、また自民族の力で解決していけるようにする精神であり、意志であり、動力です。

 わたしたちは民族自主を抑制し、統一を妨害するどのような外勢も絶対に許してはならないと思います。

 平和を確固として定着させることは、また一つの切迫した民族的な課業として提起されています。

 平和は民族の存立と直結した死活的な問題です。

 今日、世界のいたるところで侵略と戦争行為がほしいままにされており、さらに外勢によって祖国半島で戦争の危機が日増しに高まっている厳しい状況は、平和を守るための運動を民族挙げて展開することを切実に求めています。

 民族の安寧と繁栄、平和と統一を願う人であれば、海外にいようと南にいようと北にいようとかかわりなく、すべてが力をあわせ戦争に反対し、平和を守るための神聖な闘争に打って出なければならないでしょう。

 祖国統一の偉業を一日も早くなし遂げることは、もっとも切迫した民族的な課題として提起されています。

 祖国統一を民族最大の宿望であり最高の愛国であります。

 祖国統一は、民族大団結の結晶体であります。

 思想と理念、政見と信仰の差異を乗り越え、すべての同胞が統一の旗の下に固く団結するときにだけ、統一偉業は実現することができるでしょう。

 統一を願う南北海外のすべての同胞は分断の受難史に終止符を打つために、統一された祖国を後世に引き渡すために、民族大団結をなし遂げるための道にともに出ていかなければなりません。

 わが民族の前にある今日の切迫した課題は、民族共助を大々的に実現することを要求しています。

 祖国の地で戦争の黒い雲を追い払い平和を確固として定着させるカギも、民族共助にあり、自主的平和統一の門を開いていく力もまさに民族共助にあります。

 祖国光復六十周年と六・一五共同宣言五周年の今年は「わが民族同士」の理念どおり、民族共助を実現するうえで大躍進をなし遂げていかなければならない歴史的な年です。

 きょうのこの会議はまさに民族共助の道で、祖国統一の道で輝く新しい転機を開くことになるだろうと確信します。

 わたしは、この会議に参席した「南北海外共同行事準備委員会」代表の皆さんとともに民族共助の大全盛期、祖国統一の大門を開くために、すべての努力を尽くしていくことを明言するものです。

 ありがとうございました。

 

六・一五共同宣言実践のための南北海外共同行事準備委員会結成宣言文

 きよう、われわれは民族的和解と団結、自主的平和統一に対する七千万同胞の熱い統一熱望と意志を集めて「六・一五共同宣言実践のための南北海外共同行事準備委員会」の結成を全民族に宣言する。

民族受難の四十余年とそれに続く六十年にわたる分裂は、わが民族に本当に数え切れない不幸と苦痛だけをもたらした。

しかし南と北、海外のわが同胞はひとつの血筋を継承し、五千年の民族史を開拓してきた誇らしい民族にふさわしく内外に造成されたあらゆる難関と脅威をも退けて自主、平和、民族大団結の歴史を前進させてきた。

いかなる障壁もわれわれの前進を妨げることはできなかったし、思想と制度、政派と宗教、地域の差異も統一を志向するわが民族の心を決して引き裂くことは。

いまはまさに六・一五統一時代だ。

現在、わが民族の統一運動は新たな歴史的転換期を迎えている。

  「六・一五共同宣言実践のための南北海外共同行事準備委員会」は共同宣言に基づいて国の自主的平和統一をなし遂げるために、分裂後初めて南と北、海外の各階層、政党、団体、人士を最も幅広く網羅して結成された常設的な全民族的統一運動連帯機構だ。

  「六・一五共同宣言実践のための南北海外共同行事準備委員会」の結成は民族受難と分裂の百年史をおわらせ、わが民族の新たな出発を告げる歴史的宣言だ。

 全民族的な共同行事準備委員会が結成されることで、わが同胞は共同宣言発表以後の五年間の統一運動で収めた成果を継承し、民族の統一志向と意志をひとつにできる民族大団結の母体、力強い推進力を持つことになった。

歴史の第一歩を踏み出した「六・一五共同宣言実践のための南北海外共同行事準備委員会」を導く精神は六・一五共同宣言だ。

  六・一五共同宣言は分裂と対決の歴史に終止符をうち、民族的和解と団結、統一の新時代を開く自主宣言、平和宣言、民族大団結宣言であり、民族の自主力量で平和と統一に進む活路を明らかにした民族共同の統一里程標だ。

われわれは六・一五共同宣言で明らかにしたように、国の統一問題をだれかに依存するのではなく、その主人であるわが民族同士で力と知恵を合わせて解決していく。

われわれは民族共同の利益を優先し、各自の意思を尊重して六・一五共同宣言を中心に団結してその実現のためにこん身の努力をつくす。

われわれは南と北、海外の労働者、農民、青年学生、女性、宗教家、文化芸術家ら各界各層の自主的連帯と協力が豊かに花開くようにする。

平和は全民族の一致した志向であり、平和守護はわれわれに課せられた課題だ。

われわれはどのような軍事的行動も反対し、この地での戦争脅威と軍事的対決と緊張を除去して、恒久的平和のためにすべての努力をつくす。

全民族がわれわれを見守っており、全世界がわれわれに注目している。

歴史的な六・一五共同宣言発表五周年、祖国光復六十周年となる意義深い今年を自主統一の転換的局面を開く年にしよう。

わが民族の団結した力で自主と平和を守り、団結と統一の新たな歴史を創造しよう。

全世界にわが民族の知恵と才気、団結を見せつけよう。

  六・一五共同宣言実践のための南北海外共同行事準備委員会

二〇〇五年三月四日 金剛山

 

六・一五共同宣言実践のための南北海外共同行事準備委員会

第一回会議共同報道文

 全同胞の大きな期待と関心のなかで結成された六・一五共同宣言実践のための南北海外共同行事準備委員会第一回会議が二〇〇五年三月五日に金剛山で行われた。

 会議では、六・一五共同宣言実践のための南北海外共同行事準備委員会の結成は思想と理念、政見と信仰、階級と階層、所属と地域の差を超越して民族の和解と協力、平和と統一を実現できるようにする六・一五統一時代のもうひとつの民族史的転機だと指摘された。

 また準備委員会が結成されることで民族の大団結をなし遂げ、同胞の多様な統一志向と意志を集めていくことのできる祖国統一の力強い推進力が作られたということが強調された。  

 これとともに南北、海外の民族大団結をより幅広く実現し、共同行事準備委員会に南北海外のより多くの各界各層団体と人士が参加するために積極的に努力して、共同行事準備委員会での彼らの役割を保障することに対しても見解を同じくした。

 会議では六・一五共同宣言発表五周年、祖国光復六十周年になる意味深い今年に共同宣言に基づいて民族的大団結をより強化して、国の平和と統一の新たな転換的局面を開いていくための問題を討議して次のように合意した。

 一.六・一五共同宣言実践のための南北海外共同行事準備委員会は、統一の里程標である六・一五共同宣言を活動の指針とし、共同宣言を支持する南北、海外の政党、団体、人士との接触と対話を発展させて国の平和と統一のために積極的に努力していくことにした。

 二.六・一五共同宣言実践のための南北海外共同行事準備委員会は、意味深い今年に統一運動をより積極化し、とくに共同宣言発表五周年と祖国光復六十周年、日帝の「乙巳保護条約」ねつ造百年の日などの重要な契機に統一運動期間を設定して、多様な形態の統一運動を活発に展開していくことにした。

 三.六・一五共同宣言実践のための南北海外共同行事準備委員会は、共同宣言発表五周年を迎えてピョンヤンで民族統一大祝典を盛大に開催することにし、八・一五には南側地域で光復六十周年共同記念行事と民族統一大会を意義深く行うことにした。

 四.六・一五共同宣言実践のための南北海外共同行事準備委員会は、全同胞の統一意志を一層高めながら、年間を通して統一運動を持続的に展開していくために労働者、農民、女性、青年学生、文芸、教育などをはじめ部門別、階層別団体の統一行事を適切な時期に行うことにした。

 五.六・一五共同宣言実践のための南北海外共同行事準備委員会は、民族の大団結を内外に誇示して統一を早めるために、白頭―漢拏民族統一大行進をはじめ多様な統一行事を行う問題に関して、今後継続して協議することにした。

  六・一五共同宣言実践のための南北海外共同行事準備委員会

二〇〇五年三月五日 金剛山