<参考資料> 6・15共同宣言の歴史的意義と変革運動における位相

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6・15共同宣言の歴史的意義と変革運動における位相

統一連帯 自主交流委員長 キム・イギョン(2003年6月9日) 

 後何日かすれば歴史的な6・15共同宣言3周年記念民族統一大祝典が始まる。今回の民族統一大祝典はサースのために南北海外が一ヵ所に集まって開催することはできなかったけれども、各代表が肉声テープを交換して共同決議文を採択し、各地域の実情に合わせて進行することに合意した。これによって、南側でも2003年民族共同行事推進本部を構成し、6.15共同宣言3周年記念式を行う一方、各団体の実情に合わせた多様な行事を準備している。

 6・15共同宣言が発表されて以降、この三年間のわが社会の変化は誰も予想できないほどの驚くべきものであり、このような変化を通して我々は6.15共同宣言の偉大性を全身で感じている。それゆえに、6・15共同宣言3周年を迎える我々は、新しい決意と覚悟で6・15統一大祝典を準備している。我々は今回の民族統一大祝典を通して、我が民族の統一意志を内外に誇示しなければならないだろう。ところが、喜びと歓呼の高揚の中で6・15共同宣言3周年を迎える我が民族の前途に、あまりにも重大な難関が横たわっている現実を我々は冷厳に直視しなければならない。

 韓米首脳会談以後、盧武鉉政府は急速に米国の対北強硬政策に傾倒しており、ハンナラ党など守旧反統一勢力の6・15共同宣言に泥を塗ろうとする特別検事制騒動によって、6・15共同宣言がこのまま座礁するのではないかと憂慮する声が日に日に高まっている。

 現在、作り出されている障害と難関を突破して6・15共同宣言を蹉跌なく履行し、民族統一の課題を完遂するためには、民族の和解と団結、統一を志向する全ての勢力が、6・15共同宣言の旗を高く掲げ、民族共助によって6・15共同宣言を履行するための挙族的な闘争に一体となってまい進しなければならない。そのためには、まず、6・15共同宣言の歴史的成果と意義をはっきりと自覚して、6・15共同宣言を最後まで支持貫徹するという覚悟と意志を固め、正しい闘争の目標と方向のもと、一致団結して闘争していかなければならない。

 したがって、この文章では、6.15共同宣言の歴史的成果と意義をあらためて確認し、今後、我々の闘争の課題と方向を整理してみようと思う。

 

1.6・15共同宣言はわが民族史の新しい時代を開いている

 

 2000年6月の歴史的な南北首脳会談と6・15共同宣言の発表は、単なる歴史的事件ではない。それは、長い反目と対立の時代に終止符を打ち、和解と団結、統一の時代を宣布した偉大な歴史的快挙であった。しかし、6・15共同宣言の歴史的意義を単純にこのようにだけ規定することは、あまりにも狭小な視角であるといわざるを得ない。6・15共同宣言は単に民族統一運動の新しい時代を開いたということだけでなく、自主民主統一に向かって進むわが国変革運動の全ての側面において、新しい時代を開いてくれている。まさに、6・15共同宣言以降に展開された歴史的激変は全て、6・15共同宣言を推進力として起こり、6・15共同宣言は現時期、わが国の変革運動を引っぱっていく中心軸となっている。

 まず6・15共同宣言は、分裂と対立、反目と憎悪の冷戦的な反北対決の壁を壊し、和解と団合、民族大団結の新しい時代を開いた。

6・15共同宣言以降、南北関係に画期的な変化が起こった。南と北の政府が6・15共同宣言を発表し、敵対的な南北関係から相互協力的な関係へと転換することによって、過去には想像もできなかったほど急激な変化が起こった。広範な大衆の反共反北敵対意識は崩れ、その代わりに、民族和解と団合、民族大団結意識が広範囲に拡散して確固とした位置を占めるようになり、我が民族どうしで統一しようという意志が日を追って高まっている。そればかりか、自主的な大衆的統一運動が急速に拡大発展しており、南北当局間の対話と協力が持続的に拡大し、民間レベルの和解協力、民族大団結運動も飛躍的に拡大している。また、南北間の経済的交流と協力支援事業が絶え間なく拡大発展している。このような南北関係の発展過程は、既存の分裂と対立、反目と憎悪の冷戦的な反北対決の壁を崩していく過程であり、和解と団合、民族大団結の新しい時代を一気にきり開いた。

 第二に6・15共同宣言は、隷属と屈従の歴史に終止符を打ち、反米自主の新しい時代を開いた。

歴史的な南北首脳会談と6・15共同宣言の発表、そしてそれ以後に展開された南北関係の画期的な発展によって、6・25以後数十年の間、わが国の民衆の中に内在していた反北イデオロギーが根底から崩れ始め、民衆の中に内在して民衆の意識を抑えつけていた反共反北イデオロギーが崩れるや、これまで反共反北意識の壁にとらわれていた大衆の民族自主意識が飛躍的に高揚し、大衆的反米闘争が活火山のように噴出し始めた。昨年一年間、わが国を襲った大衆的な反米熱風は、80年代以降、大衆的に形成発展してきた反米自主化闘争の成長発展の結果であるが、6・15共同宣言なしには考えることはできない。

反米と反北は両立できない。反米自主意識と反共反北意識は相互拮抗的な関係にある。大衆が反共反北意識から抜け出ることができない限り、反米自主化意識を正しく持つことはできず、反米自主化闘争に立ち上がることができない。これまでの時期、反米自主化闘争の成長発展過程は、民族大団結意識と祖国統一闘争の基礎となり、反対に、大衆の祖国統一闘争の成長発展過程は、民族自主化意識と反米自主化闘争の土台となってきた。まさしくこのように、反米自主化闘争と祖国統一闘争はお互いに密接に結合しているのだ。

 すぐる時期には反米自主化闘争が祖国統一闘争をひっぱってきたとするならば、6・15共同宣言以降は、6・15共同宣言(祖国統一闘争)が反米自主化闘争をけん引している。まさしくここに、6・15時代の時代的特徴がある。昨年の一年間は、まさに反米自主化の年とよべるほどに大衆的な反米闘争が国中を覆った。昨年一年間、反米熱風が国中を覆ったのは、いくつかの主客観的な要因が作用した結果であるが、前述したように6・15共同宣言がなかったならば、あのような大衆的な爆発力を持って反米自主化闘争が展開できなかっただろう。6・15共同宣言によって反共反北イデオロギーから解放された大衆は、我々の自主的な生をおさえつけている抑圧者が誰であるのかをはっきりと悟るようになり、誰がこの地で戦争を起こそうとしているのかをはっきりと認識し、反米闘争の隊列に広範囲に参与するようになった。我々は、現在展開されている大衆的な反米自主化闘争と6・15共同宣言の相互関係をはっきりと認識し、今後の闘争の教訓としなければならない。

 第三に、6・15共同宣言は反民主的な守旧勢力に決定的な打撃を加え、民主と改革の新しい時代を開いた。

わが国の反民主的な守旧勢力は、冷戦的な分断体制に寄生する反統一的な勢力だ。彼らは分断体制に寄生しながら、大衆の反共反北意識に便乗し、自らが享受している全ての特恵と既得権を維持して社会の民主的な発展と改革を妨げている反民主的で反改革的な集団だ。6・15共同宣言は守旧勢力の温床となってきた分断体制に突破口を空けることで守旧勢力の思想的政治的地盤を決定的に崩壊させた。現在、守旧的な反統一勢力が6・15共同宣言の履行に死活をかけて妨害しているのは、まさにこのためだ。このように6・15共同宣言はこの地の自主と統一の新しい時代を開いただけでなく、民主と改革の新しい時代も開いた。

 第四に、6・15共同宣言は民衆の政治的進出を加速化させ、新しい民衆政治時代を開いた。

6・15共同宣言によってふるいイデオロギー的な規制からぬけでた大衆は、自らの思想的

政治的要求を堂々と提起して歴史と政治の対象にとどまっていることを拒否し、歴史と政治の堂々たる主人として立ち上がるようになった。まさにこのような大衆の自主的な思想的政治的自覚は、民衆自ら政治の主人として進もうとする政治的要求を噴出させ、民衆政治時代を加速化させている。

 結論的に、6・15共同宣言以降、わが国の歴史的な変化と発展は全て6・15共同宣言と密接に結びついており、したがって現時代を6・15時代と規定することができる。そして、6・15時代の変革運動の全ての戦略と戦術は、6・15共同宣言の支持履行貫徹と切り離して考えることはできない。

 

2.6・15共同宣言時代のわが国変革運動の戦略と戦術は、6・15共同宣言固守履行を中心環として確固として位置付けなければならない。

 

 先述したように、わが国において分断体制は全ての反時代的反民族的反歴史的な退行物を支える土台となっている。そして、分断体制を持続させるイデオロギーはまさしく反共反北イデオロギーだ。6・15共同宣言を履行していくことは、単に統一運動を発展させる過程でなく、まさしく反民族的反民主的反統一的退行物の土台となっているこの地の分断体制を崩していく過程であり、この過程は民族民主変革運動を総体的に発展させていく過程となる。また反対に、6・15共同宣言を履行していく過程は、単に民族和解と団合、民族大団結を促進させる過程、すなわち、祖国統一運動を単線的に繰り広げていくことでなしとげられるというものでなく、6・15共同宣言の履行を妨げている外勢と反民主的で反改革的な守旧反統一勢力との熾烈な闘争を伴う。すなわち、6・15共同宣言の履行は反米自主化闘争と民主改革闘争を密接に結合して進行させていかなければならない。

 6・15時代においては、どの時よりも反米自主化闘争と民主改革闘争と祖国統一運動が相互に密接に結合され進行されながら、民族民主変革運動がきわめて複雑な様相を帯びて多様なかたちで展開される。事実、6・15時代以前までは自主民主統一運動が総体的に独自的に発展してき、今のように相互密接に結びつけて展開できなかった。その結果、反米自主化運動と祖国統一運動の相互関係に対しても、きわめて一般的で抽象的な次元で解明されただけで、両者間の複雑な相互関係に対して実践的で深みのある解明がされなかった。「自主なしに統一はない」というスローガンは、まさしくそのような時代的限界にもとづいており、最も一般的で原則的な観点を明らかにしたスローガンであり、このスローガンは今日の時代でも原則的には正しいスローガンである。しかし、自主にいたる具体的経路に対する具体的で実践的な検討と解明にもとづかず、それをそのまま適用しようとすると偏向を露呈することになる。6・15共同宣言の発表以降、具体的な変革運動の展開を通して、自主にいたる具体的経路に対する具体的で実践的な検討と解明が進められた。6・15共同宣言発表以降の変革運動の様相は、6・15共同宣言の履行貫徹が変革運動にどのような意味を持っているのかを雄弁に示してくれている。

 したがって、6・15時代の変革運動の戦略戦術は、このような変革運動の変化発展の様相を正しく反映しなければならない。ここで重要なことは、何を中心環として戦略戦術を駆使するのかということに対する正しい認識だ。このような点でみる時、6・15時代の変革運動の戦略戦術において中心環は6・15共同宣言の履行貫徹だ。6・15共同宣言の履行貫徹が中心環となる理由は、植民地分断体制に直接的に突破口を作り出す闘争であり、また、広範囲な大衆と各界各層政治勢力を網羅することで最も幅広い大衆が参加する汎民族的な運動であるためだ。そして、6・15共同宣言の支持履行が中心環となることは、6・15共同宣言の発表以降、展開されている変革運動の展開過程が実践的に証明してくれている。

6・15時代において、民族自主、民主主義、民族統一、民衆政治を実践するためには、6・15共同宣言の旗を高く掲げ、全ての政治活動を6・15共同宣言の支持履行貫徹へと志向させていかなければならない。6・15共同宣言の支持履行へと収斂されない全ての活動と闘争は民衆の力量を分散させるだけだ。

 

3.6・15共同宣言を支持履行するための闘争の前途に、現在、厳重な難関と障害が醸成されている。

 

 このように、6・15共同宣言の支持履行貫徹の過程は、外勢と守旧勢力の地盤を打ち崩しながら、わが国の民族民主変革運動を飛躍的に前進させている。しかし、6・15共同宣言を貫徹していく過程は決して平坦ではない。6・15共同宣言の発表で危機感を持った外勢と守旧勢力は、6・15共同宣言の履行を妨げようとあらゆる妨害策動をくりひろげており、それが今日、6・15共同宣言の履行に重大な難関を作り出しており、6・15共同宣言の運命が危うい事態となっている。

 6・15共同宣言の履行貫徹を妨げている最も重大な障害は、なんといっても米国の対北敵視政策だ。戦争狂ブッシュは、韓半島に対する自らの支配権を脅かす6・15共同宣言を破たんさせるためにあらゆる術策をくりひろげているだけでなく、目の敵である以北を抹殺するために全ての手段を動員し、北を孤立圧殺しようと戦争策動を強化している。まさしくこのような米国の対北敵視政策によって、韓半島に戦争の危機が高まり、6・15共同宣言の履行過程が重大な難関にぶちあたっている。したがって、米国のこのような対北敵視政策を粉砕せずに6・15共同宣言を履行していくことはできない。

6・15共同宣言の履行貫徹を妨げているまた別の重大な障害は、国内の反統一守旧勢力だ。国内の反統一守旧勢力は分断構造に寄生する反民族的で反統一的な集団だ。彼らは既存の分断体制に寄生し、あらゆる特恵と恩恵を享受して生きてきた反動的な特権勢力だ。彼らとって分断体制の崩壊は、自らのあらゆる特恵と特権の喪失を意味し、それはこの世の終わりを意味する。このような彼らにとって、6・15共同宣言は青天の霹靂(へきれき)だった。したがって、彼らは6・15共同宣言が発表されるや、混乱と当惑の中でどうしていいかわからずにいたが、自らが主人と仰ぐ米国の指図を受けて、あらゆる手段を動員して6・15共同宣言を破たんさせるための妨害策動をくりひろげている。南北協力事業を一方的な対北支援だとする対北政策批判から始まった守旧勢力の6・15共同宣言に対する攻撃は、現在、対北送金特別法にいたって極度に激しくなっており、彼らの反統一的な6・15共同宣言履行妨害策動を阻止しないと6・15共同宣言履行に重大な蹉跌を招来することになるだろう。

 6・15共同宣言の運命はすなわち、我が民族の運命であり、わが国の変革運動の運命だ。外勢と反統一守旧勢力の6・15共同宣言履行妨害策動を阻止破たんさせなければ、6・15共同宣言を履行していくことができず、そうなれば、我が民族の運命が重大な危機に瀕いることになるだろう。

 

4.すべての難関と障害を克服し、6・15共同宣言を支持履行貫徹するための闘争の戦略と戦術を整理しよう。

 

 6・15共同宣言発表3周年を迎える今、我が民族の前には外勢と反統一守旧勢力の6・15共同宣言履行貫徹を妨げようとする妨害策動を粉砕して、6・15共同宣言を固守履行していかなければならないという絶体絶命の課題が提起されている。外勢と守旧反統一勢力の優先的目標は、6・15共同宣言を破たんさせ、6・15共同宣言以前の状態に戻そうとするところにあることを忘れてはならない。したがって、彼らはどのような手段と方法を動員してでも、2000年南北首脳会談と6・15共同宣言の正当性に難癖をつけ、6・15共同宣言の順調な履行を妨げ、南と北の和解と協力関係を崩壊させ、再び、分裂と対立、対決の南北関係を作り出そうと悪あがきしているのだ。

 このような条件のもとで、6・15共同宣言を履行し、国の自主と統一をなしとげるためには、何よりも6・15共同宣言の履行を戦略戦術の中心環として、どのような状況と情勢が作り出されようとも、いつでも6・15共同宣言の旗を最も高く掲げ、全ての活動と闘争を6・15共同宣言履行へと志向し発展させていかなければならない。

 6・15共同宣言の履行を戦略戦術の中心環にするということは、第一に、6・15共同宣言を統一団結の基準とし、6・15共同宣言を支持してその履行に同意する全ての集団と勢力、各界各層の大同団結を最も重点的に推進するということを意味する。

 第二に、6・15共同宣言の履行を闘争の中心目標として打ち出し、6・15共同宣言の履行の有利な主・客観的な条件を創出するための活動と闘争を中心的に繰り広げ、第三に、全ての活動と闘争を6・15共同宣言の支持履行の方向へと志向し発展させていくということを意味する。

 我々は情勢がどのように変わろうとも、いつどこでも、6・15共同宣言の旗を最も高く掲げ、6・15共同宣言の旗を最先頭に押し立てなければならない。

 現時期、6・15共同宣言を履行する闘争の前途に垂れ込めている重大な障害、すなわち、米国の対北敵視核戦争策動と反統一守旧勢力の反統一策動を克服して、6・15共同宣言を履行していく問題を実践的に検討してみよう。

 まず、米国の対北核戦争策動を阻止粉砕するための反米反戦平和闘争に闘争の力量を集中しなければならない。現時期、6・15共同宣言の履行の最も主たる障害は米国の対北敵視政策であり、それの表現としての対北核戦争策動だ。戦争狂ブッシュが登場した後、米国は国際法と国際機構などを無視してごう慢と独善に陥り、ひたすら力だけを押し立てて、唯一の覇権を追求しており、世界唯一の覇権の実現にもっとも障害となっている北を力によって圧殺しようと血眼になっており、無謀な核戦争策動をおし進めている。米国の対北核戦争策動はすでに危険水位に達しており、韓半島情勢を一触即発の戦争情勢へと追いやっており、6・15共同宣言の一方の主体である南の政府を自らの核戦争策動に引き入れるために、あらゆる恐喝と脅しを加えている。まさしくこのような米国の核戦争策動によって、韓半島情勢は戦争前夜の危険な状況へとひた走っており、これによって6・15共同宣言は失踪の危機に陥っている。

今日のこのような現実は、6・15共同宣言を固守して履行していくためにはまず、米国の無謀な対北核戦争策動を全ての民族が団結して阻止破たんさせなければならないということを雄弁に語ってくれている。我々は、「米国の対北核戦争策動反対」「朝米不可侵協定締結」というスローガンを高く掲げ、反米反戦平和闘争を積極的にくりひろげなければならない。まさしくこのような反米反戦平和闘争こそが、現時期、6・15共同宣言を実現するためのもっとも優先的で緊急な課題となっているばかりか、この闘争は我が民族の運命を左右する闘争でもある。この地で戦争がもたらす惨禍はここであえていうまでもなく誰にでも理解できることだ。このような側面から、現時時の反米自主化運動は、米国の対北核戦争策動を阻止して朝米不可侵協定を締結し、韓半島の平和を実現する反米反戦平和闘争に力量を集中しなければならない。そうでなく、駐韓米軍撤去という戦略的スローガンを掲げて、米軍基地撤去闘争にだけ埋没するなら、反米自主化力量の分散と消失をもたらしうることを明白に認識しなければならない。

したがって、現時期、駐韓米軍基地撤去闘争は、米国の対北核戦争策動反対、朝米不可侵協定締結という反米反戦平和闘争と密接に結合して進行しなければならず、特に、大衆を朝米不可侵協定要求闘争に立ち上がるように引っ張って行かなければならない。

 次に、守旧勢力の反統一的な反北対決的策動に対して警戒心を持ち、これを粉砕するための闘争を積極的にくりひろげなければならない。彼らは反統一的な冷戦的法と制度、大衆の反共反北意識を武器にして、6・15共同宣言の歴史的成果を傷つけ、南北関係を6・15共同宣言以前の状態に引き戻そうとあらゆる策動を弄している。守旧勢力のこのような策動は米国の指図を受けて展開されており、これがいかに危険であるかは、6・15共同宣言の成果をくずすことも問題であるが、なによりも米国の対北戦争策動に服務するという点にある。したがって、我々は反統一的な守旧勢力の反北対決策動に袖手傍観してはならず、彼らの策動を阻止粉砕するための闘争を積極的にくりひろげなければならない。

 次に、南北和解と団合、民族大団結を成し遂げるための民族大団結運動を積極的にくりひろげていかなければならない。情勢がどのように変わろうとも6・15共同宣言の旗を高く掲げ、6・15共同宣言を履行するための民族和解と団合、民族大団結運動を積極的にくりひろげなければならない。南と北の交流と協力、和解と団合、民族大団結運動を通して、民族共助を拡大強化することこそ、現在、作り出されている難関を崩し、6・15共同宣言を履行していくための主体的力量を強化発展させ、民衆の中に連北統一意識を拡散させていくことで、米国の戦争策動を阻止破たんさせることができる民族的力量を確保することができる最も強力な方法だ。

前述したように、昨年、国中を覆った反米熱風もまさしく6・15共同宣言によって作り出された民族の和解と団合、民族大団結がなかったならば、あのように爆発的に吹き荒れなかっただろう。それゆえ、米国の戦争策動を阻止粉砕するための反米反戦平和闘争が最も至急で重要だからといって、南北の和解と団合、民族大団結を拡大強化するための民族大団結運動をおろそかにしたり、副次的なものとみなしてはならない。反米反戦平和闘争を前面に出しながらも、民族大団結をなしとげるための南北間の自主的交流と協力、和解と団合を成し遂げるための多様な活動と闘争を積極的にくりひろげ、6・15共同宣言の歴史的意味と内容を解説して、共同宣言を実践するための大衆的支持基盤を拡大させるための多様な活動を日常的に持続的に強力にくりひろげなければならない。

 

6・15共同宣言は我が民族共同の偉大なる綱領だ。

 6・15共同宣言を履行するところに民族自主の道があり、民主主義の道があり、民族統一の道がある。また、6・15共同宣言の旗を高く掲げていくところに、進歩的な合法政党の道が開かれる。我々は6・15共同宣言の偉大性を深く悟り、6・15共同宣言の履行のために全身で闘争しなければならない。(了)