「大統領選挙戦に向けて進歩政党の統合に努力する」

クォン・ヨンギル(権永吉)民主労働党代表インタビュー

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(ハンギョレ 6/19)

「大統領選挙戦に向けて進歩政党の統合に努力する」

クォン・ヨンギル(権永吉)民主労働党代表インタビュー

政界に進出してきた後、今ほどクォン・ヨンギル民主労働党代表が忙しく、またマスコミの注目を引くこともなかったようだ。19日も彼は終日マスコミのインタビューに応じた。6・13地方選挙で民主労働党が8・13%の支持卒で、自民連を追い抜いて政党得票率第3位の政党に浮上した結果だ。

クォン代表は「すでに国民が進歩政党を代案勢力として認定し始めた」とし、「韓国の進歩政党政治史に1つのターニングポイントを作った」と強調した。

―今回の地方選挙は「民主党惨敗、ハンナラ党圧勝、民主労働党浮上」という結果を生んだ。どう評価するか?

=現政権の腐敗政治を国民が審判した結果だ。そしてその反射利益をハンナラ党が持って行った。ハンナラ党がよくやったからではない。国民はまた、腐敗政権の源流がハンナラ党だとの声に耳を傾けた。腐敗政権を清算することができる根本的代案がどこなのかを悩みながら、有権者は民主労働党に注目したと見る。

―キム・デジュン政権が「腐敗政権」だというのか?

=キム・デジュン大統領は南北緊張関係を緩和させて平和統一の門を開く歴史的成果をおさめた。しかし、その成果を超える歴史的過誤を犯した。国際通貨基金(IMF)が要求した事項を無批判に受容して労働者、農民、庶民を見捨てた。特に腐敗構造を清算せず、むしろ強化した。

―現政権の理念的座標をどう見るか?

=ハンナラ党のイ・フェチャン大統領候補は、現政権を左派的政権、社会主義的政権だと言ったが、これは本当に笑わせる視角だ。イ候補がそんな眼目を持った人とは思わない。政治的術策でそんな話をしたようだが、現政権はひたすらにニューヨークのウオール街金融国際資本の利益を代弁する徹底的な新自由主義政権だ。

―ノ・ムヒョン民主党候補はどうか?進歩陣営内部でもノ候補支持問題で論議があるが。

=ノ候補を進歩勢力の候補と見る立場に同意しない。改革候補という言葉もあるが、民主党が主張する改革の核心は国際通貨基金が要求する事項を徹底的に履行しようというものだ。金融開放、公企業・国家基幹産業の民営化及び海外売却、労働、市場柔軟化といいながら行われる大量解雇などだ。これは新自由主義政策で、改革ではなく反改革だ。

もちろんハンナラ党と民主党、イ・フェチャン候補とノ・ムヒョン候補の間には確かに差がある。しかし、ノ・ムヒョンとクォン・ヨンギルの差がもっと大きい。ハンナラ党に言及しないのは、そんなことをする価値がないからだ。イ・フェチャン候補は大統領になる資質と道徳性を喪失している。

―今回の大統領選挙でノ・ムヒョン候補に対する批判的支持は不可能だという意味?

=すべての改革の中心は政治改革で、その核心は保守対進歩の政治構図を構築することだ。これを成し遂げられないなら、政治改革と韓国の社会発展は遠い。現政権の新自由主義政策を承継するしかないノ・ムヒョン候補が大統領になったところで、何が変わるのか。民主党と民主労働党の連帯を言うのは、理性的判断ではなく感性的判断だ。

―すると民主労働党の大統領選挙の目標は何なのか?

=地方選挙を通じて組職化された労働者・農民を確実に民主労働党の支持層に構築した。今回の大統領選挙では、支持層を一層押し堅めて拡大するだろう。単純にどれほど多数の得票をするかではなく、確固たる支持部隊を作るのが目標だ。

―クォン代表が今回の大統領選挙に出馬するか?

=まだ公式に出馬を宣言していない。私は進歩陣営内の国民予備選挙を主張している。党内にも他の候補がいるので…。万一、私が大統領選挙に出馬を宣言しても進歩陣営の予備選挙をするという立場でそういう宣言をするだろう。

―大統領選挙を射程に入れている緑の党、社会党などの進歩政党と市民・社会団体を1つにする腹案はあるか?

=それぞれの進歩政党が大統領選挙で少しずつ支持を得ることは何の意味もない。必ず全進歩陣営がひとつになって進まなければならない。社会党との統合など進歩政党の統合にもっと努力する。市民・社会団体も重要だ。参与連帯、経実連などは団体の性格上、組織的に政党を支持することができない。それでも市民団体の活動家の多くが私たちの党員でもある。民主労総は私たちを組織的に支援しているし、韓国労総は今回の地方選挙でいくつかの傘下連盟組職と地域単位の次元で私たちを支援した。これから労働者、農民、庶民はもちろん、知識人グループと市民団体など多くの支持勢力を包括して党勢を拡張して行く。

―民主労働党の院内進出はいつごろ可能だと考えるか?

=可能ではなく「まちがいなく」2004年の総選挙で院内に進出する。ウルサンとマサンの地方区で、そして比例代表制を通じて全部で6〜10議席を占められるだろう。

―今回の地方選挙結果で四半分期当たり約1億3千万ウォンずつの国庫補助金を受けるようになる。どう使う計画なのか?

=中央常任執行委員会で政党補助金活用の基準を定めた。徹底的に政策開発費として使い、その内訳を一般国民に公開して監視を受ける。政党補助金は結局、国民の税金なのでその内訳を知らせる義務がある。

「汎進歩の大統領選挙候補のため国民予備選挙」

民主労働党は6・13地方選挙を終えるやいなや、12月の大統領選挙に向けて、本格的に動き出した。

その核心は「進歩陣営の大統領候補国民予備選挙」だ。「汎進歩候補」を予備選挙で選ぶ過程を通じて、多様な市民・社会団体、進歩政党などをひとつにまとめるというのが民主労働党の考えだ。

民主労働党はまず、「進歩陣営の単一大統領選挙候補推たいのための汎国民推進機構」の構成作業に入った。このために各界人士の招請懇話会を相次いで開いている。続いて24日に民主労総との定例協議会、28日の中央委員会をへて党次元の大統領選挙戦略を定める予定だ。

イ・サンヒョン代弁人は18日、「早ければ7月初めに民主労働党の大統領候補を発表し、その後、他の政治勢力を代表する大統領候補らとともに国民予備選挙人団を集めて9月ごろに進歩陣営の大統領候補を最終決定する計画」と明らかにした。

22日ごろには特別党報100万部を製作して、全国の主要地域で国民に配布することにした。中央党幹部らが全員街頭へ出て地方選挙の「当選御礼」をしながら、早目に進歩陣営の大統領選挙候補に関する国民的な関心を呼び起こすという作戦だ。

進歩陣営の国民予備選のカギは、民主労働党以外の政治勢力をどれだけ集められるかにかかっている。ともすれば「民主労働党だけの宴会」になってしまう可能性もあるからだ。

民主労働党は社会党と緑の平和党など、他の進歩政党に対しては党対党の統合原則を立てている。ノ・フェチャン事務総長は「必要なら党名を変えて共同代表制を取り入れる『犠牲』を払ってでも進歩政党の大統合を実現するために努力する」と明らかにした。

また民主労総と全農などの一部の在野団体の組織的な予備選参加が確実視されるが、これにとどまらず、他の市民・社会団体にも参加を積極的に提案する方針だ。市民運動の特性上、団体名を掲げた組織的参加は困難だが、市民団体の会員らの国民予備選挙人団参加及び市民活動家らの大統領選挙候補予備選出馬はいくらでも可能だという立場だ。民主労働党はその間、硬直した関係にあった韓国労総ともただちに国民予備選参加をめぐって本格的な協議に入って行く計画であるという。

国民予備選候補の「人物」に関する論議も進行されている。民主労働党のクォン・ヨンギル代表の予備選参加が確実視される他に、いくつかの市民・社会運動陣営の名望家と指導級人士の予備選参加可能性も挙論されている。

民主労働党は市民・環境・女性など、各界を代表する有力人物の大統領選挙予備選参加が進歩陣営の国民予備選の成否を決めると見ており、すでに何人かの人士と水面下の説得作業に入っているという。

「再・補欠選挙3〜4か所に立候補」

クォン・ヨンギル民主労働党代表は19日、「8月8日の国会議員再・補欠選挙に慶南マサンのハッポなど3〜4か所に候補を出す」と述べ、「特にキム・ヨンサム前大統領の息子ヒョンチョル氏が出馬するマサンには、政治的意味を込めて候補を出す」と明らかにした。

民主労働党はソウル金泉には在野運動圏出身のチェ・ギュヨップ氏、慶南馬山合浦には進歩政党運動を続けて来たチュ・テファン氏を推薦する方針だとつけ加えた。

(翻訳:韓統連中央宣伝局)