<声明>  ブッシュ大統領の一般教書演説を糾弾し訪韓に反対する

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ブッシュ米大統領は29日、一般教書演説を通して「対テロ戦争は始まったばかりだ」と叫び、北朝鮮、イラン、イラクの3か国を名指して、これらの国に戦争をしかけることを公然とほのめかした。これはブッシュ大統領の好戦性と覇権政策をあますところなく現したものである。われわれは米国の「対テロ戦争」を口実にした覇権主義と内政干渉を厳しく糾弾するとともに、戦争政策をただちに中止することを要求する。

ブッシュ大統領は「世界で最も危険な国家体制が、最も破壊的な兵器でわれわれを脅威にさらすことを許しはしない」と言いながら、北朝鮮、イラン、イラクの3か国が「世界の平和を脅かす悪の枢軸を形成している」として、これらの国を最大限の表現でばとうした。

だが、世界最大の核ミサイル保有国であり、生物・化学兵器などの大量破壊兵器で武装していながら、それらの削減を目指す国際条約を破壊するのみならず、それを使って最近では、アフガニスタンで一般市民を三千人以上も殺りくし、今もそれを継続している国は、ほかならぬ米国自身である。

それだけではない。ここ百年の歴史は、米国による世界の破壊と民衆虐殺の歴史であった。わが国だけに限ってみても、朝鮮戦争時にはノグンリを初め朝鮮半島全土で数十万人の住民を虐殺し、親米政権を樹立するために二度にわたって軍事クーデターを引き起こし、80年の光州では数千の市民を死傷させた。また米軍を韓国に駐屯させることで、数十万人の米軍犯罪被害者を生み出し、朝鮮半島を永続的な緊張状態に置きつづけているのである。

まさに米国こそが、「最も破壊的な兵器で世界を脅威にさらしてきた」張本人であり、支配と干渉をこととする「ならず者国家」に他ならないのである。

世界のだれもが知っているこうした事実に顔を背け、ブッシュ大統領が一般教書演説でのごう慢で露骨な内政干渉発言をしたのは、朝鮮半島での緊張状態の真の原因であるブッシュ政権の対北強硬路線と駐韓米軍の悪弊を隠ぺいし、侵略戦争を正当化しようとするものに他ならない。われわれは米国の二枚舌と二重基準を決して容認することはできない。

一言で言うならば、ブッシュ大統領の一般教書は、危険極まりない戦争教書でしかない。

ブッシュ大統領は2月19日から21日まで、韓国を訪問して韓米首脳会談を行い、駐韓米軍部隊を訪問して米軍将兵を激励するという。ブッシュ大統領の訪韓は、まさしく一般教書演説の「戦争拡大・対北敵視」政策を韓国に強要し、米国製の大量破壊兵器を売りつけ、駐韓米軍将兵を対北戦争へと駆り立てながら、戦争準備を万端にしようとするものに他ならない。それは「わが民族同士の力で統一しよう」との6・15南北共同宣言を白紙化させ、今年に入って動き出した南北の和解と協力の流れに歯止めをかけようとするものである。

われわれは祖国の自主と平和、統一に真っ向から敵対する、ブッシュ大統領の一般教書演説を糾弾し、戦争の脅威を高める彼の訪韓に強く反対するため、6・15南北共同宣言を支持する全民族、そして国内外の反戦平和勢力と連帯して闘うだろう。

 

2002年1月31日

在日韓国民主統一連合