韓統連 2001年 新年会 郭東儀議長のあいさつ

 


 あけましておめでとうございます。人類はいよいよ今年21世紀を迎えることになりました。ふりかえれば、20世紀はめざましい科学の発展と社会の進歩があったとはいえ、二度にわたる世界大戦と絶え間ない侵略戦争によって、人類が大きな惨禍をこうむった不幸な世紀でありました。わが民族にとっても、植民地の恥辱と分断の痛みの中で生きなければなかった受難の時代でありました。

 このような苦難を強いられたのは、あらためて言うまでもなく、支配権の拡張をたくらむ帝国主義者ら、とりわけ米日両帝国主義者の共謀による侵略によって、もたらされたものです。20世紀前半期の日帝による朝鮮への侵略と支配は、日本が主役でありました し、後半期の朝鮮半島の分断にあたっては、米国が主役を演じ日本は補助役を務めまし た。そして米日侵略者の植民地化と分断政策の遂行にあたっては、民族反逆者どもがそれに積極的に利用されてきました。現在、言われている三国協調体制の原型というべきでありましょう。

 私たちは、過去100余年の受難の歴史を通して、民族の自主権が民族の運命にとっていかに貴重なものかを、知りつくすほどよくわかっています。それゆえに私たち韓統連 は、民族自主を運動の基本軸に、すべてに優先する運動の基本原則と定め、これを固く守り実践しております。民族の宿願である統一も、民族自主権を完全に取り戻す運動であります。

 20世紀の民族的不幸を背負ったまま、新世紀を迎えたことは痛恨の至りであります が、その中でも6・15南北共同宣言が発表され、和解と協力、平和と統一の時代への転機がつくられたのは、20世紀をしめくくるにふさわしい歴史的なできごとでありまし た。

 歴史的な6・15宣言は、統一はその主人であるわが民族が、互いに力を合わせて、自主的に解決することを明らかにした民族宣言であります。

 私たちは、6・15南北共同宣言の誠実な履行こそ、民族の運命を開拓する道だと固く信じ、それを模範的に実践していく決意に燃えております。

 反米自主化と、独裁の残しを徹底的に清算し民主主義を伸長することは、6・15南北共同宣言の履行にとって必須の課題であり、民族の和解と団結は統一の基本であります。 新世紀の幕開けに際し、日本の対朝鮮半島政策についてひとこと言わざるをえません。日本は、韓国で政権がかわるたびに、朝鮮を植民地化したことに対し、遺憾の意を表したことがあります。しかしそれは、その場しのぎのための外交辞令でしかありませんでし た。むしろ歳月がたつにつれ、植民地統治を合理化しつつ、現在では正当化さえしようと企てています。

 このことによって、いま朝鮮半島の南北では、反米感情とともに反日感情が日増しに高まっています。もしこのような状況、つまり日本が過去の侵略行為を正当化しようとすればするほど、朝鮮民族やアジアの反日感情を増幅させ、それはやがて新たな不幸を招くことになりましょう。

 日本はこれ以上、朝鮮民族に対して犯した罪に対する責任を回避する態度を改め、すみやかにその非を認め、清算する方向に向かわなければなりません。そのあかしとして、今なお未解決のまま残されている従軍慰安婦問題の解決はもちろん、北韓(朝鮮)に対しても、しんしな謝罪と賠償をおこない、国交正常化を急ぐべきであります。

 最後に私たち韓統連は、みなさんとともに21世紀を平和と進歩、繁栄の時代につくりあげていくことを誓いながら、新年のあいさつにかえさせていただきます。

 ありがとうございました。

2001年 1月 10日