在日韓国青年同盟に対する当局の入国拒否に抗議する


<在日韓国青年同盟の声明>

韓国当局による入国不許可に対するわれわれの立場

韓半島が二つに引き裂かれて初めて実現した南北首脳会談と、その結実として発表された6・15共同宣言は、不信と対決、憎悪と対立の分断時代に終止符を打ち、全民族が力を合わせて和解と協力、民族大団結の新しい統一時代を開くことを全世界に明らかにした画期的な民族慶事であった。

6・15共同宣言の発表以降、南北に引き裂かれた離散家族が互いに会い、熱い涙で再会を喜び合う姿は、私たちが二度と再び離れ離れで暮らすことはできないということを再確認させてくれ、非転向長期囚の北韓送還、オリンピック南北同時入場、南北経済協力など、急速に進展する南北の協力と交流の背後には、今まで抑えつけられてきた7千万同胞の溢れんばかりの統一熱望がある。

南北首脳会談と6・15共同宣言の発表は、南北だけではなく海外各地に住む海外同胞にも大きな希望と喜びを与え、祖国統一を願う団体、個人は首脳会談と6・15共同宣言を熱烈に歓迎、支持した。

特に解放直後から分断の矛盾と痛みを被ってきた在日同胞社会でも各民族団体が6・15共同宣言を支持して思想と政見、団体と所属の差異を越えて各種集会、行事などを活発に展開した。海外でも民族和解と大団結のうねりは押しとどめることができないほどに、大きな潮流として広がっている。

このような和解と協力の潮流の中、去る1月3日、在日韓国青年同盟は、韓国青年団体協議会準備委員会から、2月11日に開催される韓国青年団体協議会の創立大会に招請された。

われわれは、韓国青年団体協議会の創立大会に参加するため、代表団を構成し、1月24日、韓青準備委員会の組織紹介文と出帆式への招請状、入国の目的、在日韓国青年同盟代表団の名単を駐日韓国領事館に提出し、臨時旅券の発給を申請した。

今回の入国は、韓国社会の健全な発展と祖国統一のために努力している本国の青年たちの新たな出発を祝賀し、同胞青年たちの交流と親睦を深め、民族的紐帯を強めることに、その目的がある。

しかし、駐日領事館は、2月2日、「韓統連との関係」のみを理由にして、ろくに説明もせず、われわれに対する旅券発給を不許可にし、入国を阻んだのである。

6・15南北共同宣言が発表された後、南北韓の和解と協力が深化している中で、在日本朝鮮人総連合会(総連)の同胞たちも、二度にわたって南側の故郷を訪問した。

ところが、韓国国籍を持ち、韓国の民主化のために熱心に活動してきた在日韓国青年同盟、在日韓国民主統一連合の母国訪問だけを遮断することは、一体どのように理解すればよいのだろうか?

韓青と韓統連に対する「利敵団体、反国家団体」規定は、歴代軍事独裁政権が、韓国民主化運動を抑えつけ、在日の民主団体を破壊しようという陰謀から出たものであった。また、「利敵団体、反国家団体」を規定している国家保安法は、希代の反人権悪法として国際的にも多くの批判を受けており、1月13日には金大中大統領も、2000年度政府業務評価報告会で国家保安法の改正の必要性に対して言及している。

旅券を受け取り、母国を自由に往来するのは、どの国家においてもすべての国民に与えられた当然の権利である。

結局今回の韓国当局の措置は、韓国社会がいまだ国家保安法という反人権悪法によって統治された国家であり、社会の民主化がいまだ不十分であることを如実に見せ付けてくれた。

われわれは、韓国当局の不当な旅券発給と入国に対する不許可措置に、厳重に抗議し、国家保安法撤廃と韓国社会の民主化、わが組織の名誉回復と母国自由往来を勝ち取るため、今後もあらゆる努力を惜しまないだろう。

2001年2月2日

在日韓国青年同盟


<関連資料>

在日韓国青年同盟代表団の入国申請と、拒否にいたる経緯

1/3-韓国青年団体協議会準備委員会から、2月11日に開催される創立大会への招請状

1/19-駐日韓国領事館に電話

*実務担当者が対応、『担当領事はいないので』とのこと

⇒臨時パスポートを申請したい旨を説明し、韓青に所属しているという理由で今まで旅券の発給を拒否されて来たこと、今回の入国の目的と招請団体の名称、代表団の人数などを説明。その上で、『月曜日(1/22)にそちらを訪ねたい。そこで説明してほしい。』と要求したが、実務担当者は、『後日こちらから連絡する』と回答。

1/22-午前の段階では連絡来ず、午後、直接駐日領事館へ

*担当の者はいっさい出てこず、領事館の中で、担当実務者と内線電話で交渉

『招請した団体がどのような団体なのかわからないので、本国政府としては判断できない。その組織の紹介文、入国の目的、代表団の名単などを書面で提出してほしい。その上で再度連絡する。』

⇒その場での面談などには一切応じず

⇒国内韓青(準)副委員長と連絡を取り合い、国内韓青(準)の組織紹介文を送ってもらうことに →1/24受け取り

1/24-駐日領事館へ、国内韓青組織の紹介文と招請状(国内韓青作成−別添)、入国の目的、代表団の名単を書面でFAXにて送付

⇒領事館側から連絡、資料をFAXで送ったことを説明、担当実務者は、後日連絡するとのこと

1/25-「績領事」と名乗る人物から、事務所に電話

⇒入国の目的、韓青と韓統連の関係、団表団の人数など、一通りの質問をしてきたので、それに対して回答

『韓青は韓統連の会員団体ということですけど、ご存知と思いますが、私たちは韓統連に対して好意的に思っていません。しかし、私は判断を下せる立場ではありませんので、本国の政府に問い合わせて見ないと分かりません。ですから、本国政府の判断をあおいだ上で、またご連絡します。』

1/26-国内韓青(準)の副委員長と電話で連絡

⇒この間の経過=特に25日の領事館側とのやり取りを説明

⇒領事館側からの回答があり次第、再度連絡を取り合うことで確認

1/30〜2/1-領事館実務担当者と連絡、『まだ本国から連絡が来ていない』とのこと

2/2-績領事から電話 →旅券発給、入国不許可を通告

『韓青代表団の入国に関して資料を受け取り、本国に送付したところ、本国から「旅券発給と入国は難しい」との答えだった』

→理由は、『韓統連との関係』と明言、「それだけの説明では納得できない。韓統連の何が問題なのか?韓統連の前進の韓民統は、もともと金大中大統領が日本に来て作ったものではないのか?」と問いただしたところ、『そのことに関して詳しくは説明できない。以前、韓統連の方が見えられたときも、そのように説明申し上げた。』と繰り返すばかり。領事側の話の骨子は、『今回の不許可は、本国政府が判断したもの』『主な理由は、韓統連との関係』とのこと


<関連資料>

韓国青年団体協議会準備委員会の組織紹介

 

韓国青年団体協議会・準備委員会は、韓国の43の青年団体が集まっている組織です。

1999年5月16日、『光州民主化抗争』巡礼を行いそこに参加した青年団体が最初に発起して‘韓国青年決意大会’を開き、続いて行われた‘代表者会議’を通して作られ始めました。

6月12日、‘2次代表者会議’において<民族の自主統一と民衆生存権保障のための青年連席会議>という名称を合意し、青年活動を創りだしていくことで合意しました。略称<青年連席会議>は、韓国民主青年団体協議会(韓青協)で活動していた青年団体と韓青協活動に参加しなかった青年団体、そして新しくできた青年団体を含め、構成された組織です。青年連席会議は、各青年団体が多様な立場を持っており、また活動水準も様々な条件がありながらも、みんなが合意して進められるような運営方法をとり、一つでも反対があれば行わないというようになっています。

1999年『統一行事』の一環として‘青年討論会’を開き、今後は全国的な青年団体にしていこうとの合意をし、本格的に推進するようになっていきました。2000年は<青年連席会議>が、全国的な青年団体の建設を目標に活動し始めた時期です。

 

5月『光州民主化抗争』巡礼や、8月の『6・15南北共同宣言』実現のための青年統一祝典行事などは、43の青年団体が一堂に会する貴重な時間でした。

去る2000年10月28日、大田で仮称<韓国青年団体協議会・準備委員会>を結成し、2001年2月11日に創立することに決定しました。

韓国青年団体協議会は、青年の要求に応え健全な民族文化と生活気風を創造するという内的要求と、韓国における民族の自主化、平和的統一、そして民主的な法・制度の構成のため諸般の活動を行う団体を目指しています。

現在は<民主主義民族統一全国連合>に所属して活動しています。対外的には<国家保安法廃止国民連帯><梅香里米軍国債爆撃場汎国民対策委><6・15共同宣言実現のための統一連帯準備委>などに参加して、活動しています。

 


韓国青年団体協議会(準)から届いた結成式への招請状(1/3付)

 

受信:在日韓国青年同盟

発信:韓国青年団体協議会準備委員会

招請内容

1.2001年の新たな年が明けました。

  青年の情熱で祖国の自主的平和統一と民主化のために熱心に闘争しておられる韓青の同志たちに熱いあいさつを送ります。

2.2000年は歴史的な6・15共同宣言が発表され、いつにもまして全同胞の心に希望と期待が満ち溢れた年でした。2001年には青年たちが先頭に立って力を一つに集め、祖国の運命を担うため、建設的で創造的な事業を展開していきたいと思います。

3.2001年2月11日は、自主、民主、統一のために闘争する韓国青年たちが一つに団結し、韓国青年団体協議会を正式に結成し出帆する日です。

2001年2月11日の韓国青年団体協議会出帆式に貴団体を招請します。

大変お忙しいとは存じますが、ぜひご参加くださるようお願いいたします。

4.行事参与に関連した参加者、日程に対する内容などは、以後連絡を通して確認していけばと思います。

5.今年1年も、貴団体の事業と闘争に勝利があることを祈ります。

2001年1月3日

韓国青年団体協議会準備委員会準備委員長 穿雌裟

滞在日程および行事内容

-滞在期間:01年2月10〜15日

2/10-到着、韓青幹部たちとの会見

11-韓青出帆式参加(1部:出帆式、2部:祝賀公演 午後2時〜)

12-原汐民主烈士墓と梅香里巡礼(先生方との会見)

13-5・18墓碑巡礼と光州地域青年たちとの交流

14-良民虐殺地の巡礼と慶州文化遺跡地の観光

15-ソウルから出発(釜山から出発)

 


韓青出帆式の内容と式順

 

2月11日(日)午後3時〜 於)東国大学中講堂

<式典の前の行事>

−プンムルキルノリ

−「韓国青年歌」練習/律動とノレ

<本行事>

1部−開会宣言、民衆儀礼

−来賓の紹介と参加団体紹介

−キッパル入場、ノレ斉唱

−祝辞および激励辞/全国連合、汎民連、統一広場、在日韓国青年同盟、KYC

−映像祝賀メッセージ

−創立代議員総会経過報告

2部(議長擁立)

−〈映像1〉「韓国青年が歩んできた道」

−議長大会辞、幹部紹介および決意

−自祝講演「連邦統一祖国の未来を開く韓国青年隊伍」

−創立宣言文朗読

−韓国青年の誓いと決意

−閉会宣言

3部(祝賀公演)

−ウリナラ/文学芸術青年共同体/民族チュムペ「窒」

<祝賀宴会>

−来賓と祝賀客そして、韓青運営委員を中心に参与