私の「仕事」   洪智雄

 

こんにちは、韓統連大阪本部、洪智雄です)

 こうして自己紹介するのもようやく”板についてきた”ように思います。昨年の11月に韓青を卒業し、韓統連大阪の常勤事務局として、新しい気持ちで仕事にのぞんでいます。

 日頃韓統連の事務所で「在日同胞に、より愛される韓統連とは、どうあるべきか」などと考えながら、当面しての課題は”より機能的な事務所”です。

 韓統連の事務所には祖国と在日同胞に関するたくさんの情報が集まります。それら適切な情報を会員や一般の同胞の方が事務所で得ることができるように、新聞・資料閲覧の工夫や図書の整理などに取り組んでいるところです。

 また、最近つくづく思うのが、祖国と在日同胞が切っても切り離せない関係にあるということです。北部祖国に対する一方的な情報の垂れ流しや非難を日本のマスコミがくりかえす中で、朝鮮学校の女生徒に対する暴行などが相次いでいます。

 祖国が南北に分断され、一つの民族が離ればなれで生きなければならない現状を打破すること、すなわち祖国を統一することは、日本に住む在日同胞が民族的に生きる上で必要不可欠だと思います。

 「私が民族的に生きるために、そして祖国統一を実現するために、韓統連運動をより一層前進させる」この課題に向けて微力ですが力を尽くすことが、私にとっての大きな仕事の一つです。

 さて、私のもう一つの仕事として、日本の公立小学校で民族講師をすることになりました。

 在日同胞の約9割を越える子どもたちが通っている日本の学校の一部では、在日同胞の子どもたちに民族のことばや文化などを教える「民族学級」の取り組みがなされていますが、様々な課題もあります。

 それは、「民族学級」が通常の授業後の「課外」時間にあることから、学校に在籍している在日同胞の子どもすべてが参加するのが難しいことや、民族講師に対する制度保障が不充分である(民族講師には給与でなく、謝礼という形で行政から支払われているなどの問題)といったことです。

 私は民族講師をするにあたって、子どもたちを単に「教育する」という観点でなく、子どもたちと一緒に民族と接し、それを感じ、学ぶ過程で、自分自身が「民族運動をするもの」としての民族的な素養を身につけねばならないのではないかと思っています。

 ウリマル、歴史、チャンゴやチュムなどを”知っているつもり”にならないで、子どもたちと一緒に学ぶことで、民族的に生きることのすばらしさを再認識するのではないかと思います。また、それゆえに、民族講師という立場から民族教育のより一層の前進をかちとることに努力しなければと思っています。

 自分が民族的に生きるためには、未来を担う在日同胞の子どもたちが「自らの民族を否定したり、恥じたりせず、生き生きと生きることができる」環境をつくることこそが大事であり、それが私の仕事の一つです。

 おおまかに、この二つのことが、私がいま取り組んでいる仕事なのですが、これからもっとたくさんの、そして様々な、私がしなければならない仕事があるでしょう。

 決められた仕事をきっちりとやり遂げることは(実はこれがとても難しいなあと、常日頃思っていますが、)大切なことですが、自分で仕事を見つけること、より創造的な仕事への取り組みが求められるのではないか。それは祖国を取り巻く情勢が緊迫し、私たち在日同胞がいやおうなくその影響を受けるという現状況では、ますますそうであると思います

 「祖国とともに生きる、民族的に生きる」といった正しい主張を、正しく伝えることが難しい時代状況で、民族運動をする一人としての私が受け持つ仕事は、おおげさに言えば「無限」ではないかと思っています。

 これから、たくさんの仕事を担う中でも、基本となる「自らが民族的に生きること」を忘れずに、日々努力を続けていこうと思います。

 

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