第224号 2003年 8月 9日


韓 国 人 権 ニュース

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 (統一ニュース 8/8)

韓統連など海外民主団体・人士の名誉回復推進委が結成さる

「いまこそ恥辱の歴史を正そう」、旧盆で1次帰国推進

7日午前11時、キリスト教会館2階の講堂で、約100人が参加して「海外民主人士の名誉回復と帰国保障のための汎国民推進委員会」(推進委)の結成式が行われ、カク・トンイ(郭東儀、韓統連議長)、イ・スジャ(故ユン・イサン氏の妻)、ソン・ドゥユル教授ら約100人の海外民主人士の第1次帰国を、秋夕を前後した9月18日から20日に推進することを明らかにした。

 結成宣言文を通じて、和解と統一の機運が高まったが、彼らには今日も冷戦と分断の歴史が続いているとして「わい曲された歴史を正す」次元で帰国保障だけでなく、名誉回復も必ず同時に実現されなければならないということを明確にした。

 推進委は海外民主人士らに対する▲名誉回復と無条件の帰国の即時保障▲韓民統=韓統連に対する不当な反国家団体規定の撤回と韓統連の名誉回復▲容共ねつ造操作の道具である国家保安法の即時廃止――などを政府に強く要求した。

 推進委は5月に民家協、民主化運動記念事業会、韓統連対策委、5・18記念財団など6団体が集まって初の懇話会を開き、推進委の結成式と帰国事業の推進を準備してきた。

 イム・ジョンイン(民弁副会長)執行委員長によると、推進委は今後、帰国の足かせになっている法条項を検討して法律的な対処方案を模索する一方、青瓦台(大統領府)と国情院に陳情書を提出して大統領と国情院長との面談などを推進する計画だ。

 これとともに、▲国会調査団の構成などの対国会事業▲各界各層の嘆願運動の展開▲推進委員の持続的な募集▲国連人権委への提訴――などの多様な計画を検討しており、海外民主人士らの故郷がほとんど地方である点を勘案して、地方組職事業も推進する計画だ。

 推進委は顧問にパク・ヨングギル「統一迎え」顧問、パク・サンジュン参与連帯代表、コ・ウン詩人、カン・シンソック5・18記念財団理事長ら16人、共同代表はチョン・ジョンベ民主党議員、カン・ジョング教授、チェ・ビョンモ民弁会長、イ・ジョンスKBS理事長ら28人、イム・ジョンイン民弁副会長の執行委員長のもとに5委員会が構成され、執行委員14人を委嘱した。現在192人の推進委員と14団体が参加している。

 「大韓民国は本当に残忍な国」「これは恨となり降り積もる」

 同日の結成式には郭東儀・韓統連議長とキム・ソンス在独帰郷促進委常任委員が映像メッセージを送ってよこし、ソン・ドゥユル教授も激励の手紙を送ってきた。

郭東儀議長は「軍事政権を助けた団体には支援金も与え、民主化運動をした団体に対しては故郷も行けないようにしていることはとてもたえ難い。独裁時代と何一つ変わっていない」と悲痛な心情を伝えた。

 キム・デジュン政権になって「統一迎え」などを通じて帰国を推進してきたが、「順法誓約書」の拒否で結局帰国ができなかったソン・ドゥユル教授も「独裁と分断に反対して民主と統一を実現する、本当に困難で長い闘いを、国内と海外に分けて考えようとする態度は、ただちに良心と思想の自由を普遍的な人権と考えない旧時代的な発想から始まったもの」で、これは結局、分断体制の克服につながらなければならないと述べた。

 

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海外民主人士の名誉回復と帰国保障のための汎国民推進委員会 結成宣言文(要約)

私たちは今日過去30年間、海外で分断された祖国の民主化と統一のために努力しても、祖国を訪問することができない人々、海外民主統一人士の名誉回復と帰国保障を実現するために、この場に集まった。

祖国は、民族は、同胞はひとつだ。

 2000年6月の南北首脳会談以後、南北に引き裂かれた離散家族の再会と往来が始まり、数万人の同胞が南北を往来している。同時に鉄道と道路が開かれ、南北和解の機運が高まっている現在、ヨーロッパや米州など海外で、苦痛と苦難の時代を甘受し、祖国の民主と統一のために努力してきた海外民主統一人士の故国訪問は、まだ許容されていない。

 日本で韓国民主化運動を積極的に展開した組職は韓統連だ。韓統連は73年8月13日、民団所属の良心的な人士らが集結して、維新体制に反対し祖国の民主化と統一のために結成した韓民統の後身である。韓統連は、日本で差別されてきた同胞に民族主体性を植えつけ、祖国に対する関心を高める運動を続けてきた。また、祖国が困難な状況のときに民主化と統一に献身した。

 これに対し独裁政権は、78年「在日同胞留学生事件」をねつ造し、何の関係もない韓民統に反国家団体のらく印を押した。以後30年の歳月が流れ、民主主義が発展し、北朝鮮国籍の朝鮮総連の人々も韓国を訪問する時代なのに、韓国国籍の韓統連会員らは「反国家団体構成員」として、旅券さえ発給されない状況だ。

しかし依然として帰ることができない祖国、新世紀とともに朝鮮半島にも雪解けの時代が訪れ、和解と統一の機運が高まったが、彼らには現在も冷戦と分断の歴史が続いている。

 公安当局はこう言う。故国を訪問したければ順法誓約書、反省文を書きなさいと!軍事政権に立ち向かい反独裁民主化闘争をしたことが、何の法を違反したことになるのか?あらゆる差別に立ち向かい民族主体性を守りきり、民族の統一のために闘ったことが、どうして反省することなのか?私たちが政府に要求するのは、帰国保障にだけあるのではない。必ず名誉回復が同時に行なわれなければならない。それはまさに歪曲された歴史を立て直す道でもあるのだ。

いまや正さなければならない。

 陰湿な密室で愛国的な海外同胞らと民主人士を、反国家人士としてらく印を押し、スパイにねつ造した恥ずかしい歴史を正さなければならない。親の臨終にも会わせず、遺骨となり祖先の墓地に葬られることさえ許さない反人倫的な故国訪問禁止措置を、繰り返してきた歪曲された歴史を正さなければならない。そのことだけが、海外で祖国の民主と統一のために、ひたすら努力してきた海外同胞に対する最小限の義理であり道理だ。

 海外民主人士の名誉回復と帰国保障のための汎国民推進委員会の結成式に参加した私たちは、政府当局に下記のとおり強く要求する。

1.政府は海外民主人士の名誉を回復し、無条件の帰国をただちに保障せよ!

1.政府は韓民統・韓統連に対する反国家団体規定を撤回し、韓統連の名誉を回復せよ!

1.政府は容共ねつ造の道具である国家保安法をただちに廃止せよ!

2003年8月7日 

海外民主人士の名誉回復と帰国保障のための汎国民推進委員会

 

お知らせ 次号は8月30日(土)に発刊します。