第213号 2003年 5月 24日


韓 国 人 権 ニュース

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(統一ニュース・人権センター 5/21)

政府の対米屈辱外交と韓総連への強硬姿勢を強く批判

民衆連帯、統一連帯と女子中学生対策委

5・18墓地での事態と関連して19日、ノ・ムヒョン大統領は韓総連に対して厳重に対処するように指示し、韓総連議長など幹部らの拘束方針を明らかにして韓総連の合法化問題も棚上げにする動きを見せている。この動きを検察・警察などの公安部署は歓迎している。

 これに対して韓国内のほぼすべての社会団体を網羅する民衆連帯と統一連帯、女子中学生汎国民対策委は強く糾弾し、対米屈辱外交と韓総連への弾圧方針を撤回するよう要求した。

「ノ大統領は、彼に期待し支持した国民をあざむきました。イ・フェチャン氏よりも悪い人です。なぜなら主体性を喪失したからです。屈辱外交と5・18精神は両立できません」

 20日午前10時、アングック洞の「ヌティナム(けやき)カフェ」で開かれた「対米屈辱外交と韓総連・社会団体弾圧糾弾記者会見」でハン・サンニョル統一連帯常任代表は、ノ・ムヒョン大統領の弱腰訪米外交と5・18墓地参拝阻止に関連する韓総連への処罰方針に対して、このように厳しく批判した。

 ハン常任代表は「ノ大統領は5・18『乱動者』を厳罰しろと指示したが、乱動者との言葉を聞きながら、5・18当時の「暴徒」という言葉が思い浮かんだ。まさに5・18精神は韓総連のように自主的で民主的で統一志向的な立場が正しいことを示している。政権はもっと大きく学生たちの心情を理解して抱擁しなければならない。そうでなければ韓国社会が極端化する」と述べた。

 韓総連のウ・デシック代弁人は簡単な経過報告で▲光州墓地巡礼の目的は純粋に参拝が目的だった▲訪米事大外交をきっぱりと糾弾する▲今回の事件と韓総連の合法化問題は分離しなければならない▲保守言論のわい曲報道を糾弾する▲司法処理をただちに撤回しろ――との韓総連の今回の事件と関連した立場を明らかにした。

 

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<対米屈辱外交および韓総連・社会団体弾圧糾弾の記者会見文>

自主、平和、民族団合の熱望を無視した対米屈辱外交と非理性的弾圧を糾弾する!!

内外の大きな関心のなかで行われた今回の首脳会談でノ・ムヒョン政権は、終始屈辱的な姿勢で自主と平和、民族の団合を要求する国民的希望を投げ捨ててしまった。

 平和的解決以外に「追加的措置」に合意することで、軍事的な対応までを含んだ米国の強硬対応を容認しただけでなく、南北間合意、推進事項である南北協力事業に対して米日との協議を約束することで、外勢が介入する余地を提供し、それらを一貫して推進するとの南北協力事業の継続原則も放棄した。

また、韓米関係の再調整に関しては「朝鮮半島で米軍の駐屯がより大きな能力を保持し、継続して可能な限り駐屯する方向へと転換」すると宣言することで、韓米関係の不平等解消に関しては何の合意も導き出せなかった。

そのうえ、米国の経済人と歓談する場で「韓米間の自由貿易協定締結のために韓国農業が障害になる」との妄言を吐き、「近いうちに韓国農業を構造調整して市場を完全に開放する」との亡国的発言をためらわなかった。

 われわれはノ・ムヒョン政権に問わざるをえない。同族に対して制裁と戦争を念頭においた「追加的措置」をうんぬんする合意に、どうして調印できたのか、と。水平的、自主的対米関係を樹立するとの約束はどこへいったのか?崩れ落ちる農民らの慟哭(どうこく)が崩壊する農村を搖るがしながら全国へと拡散している時に、完全な農業開放を約束するとは。一体あなたはどこの国の大統領だというのか?

 われわれは今回の首脳会談が政権安保のために、米国の不信と不安を解消させることに集中された典型的な屈辱外交だという点に注目して、ノ・ムヒョン政権の覚醒と謝罪を強く要求する。またわれわれは、このような屈辱外交がいわゆる「実質的な国益」あるいは「実利的外交」とは何の関係もないと指摘する。国際外交で国家利益をえる道は、ひたすら国民の要求に徹底して基づき、国力の総体を極大化することで交渉力を高めることであって、相手国に取り入ってへつらうことではない。へつらいとお世辞は、相手にわれわれを見下し馬鹿にする気持ちを抱かせ、それに確実で具体的な根拠をあたえることで、むしろ交渉力を落とし国家に不利益をもたらす。

 真実がこうであるのに、対米屈辱外交、そしてそれによる国家利益の損失に反対する国民的な喊(かん)声は至極当然である。そのうえ、5・18民主化運動に関して言うなら、チョン・ドゥファン鉄拳統治に立ち向かい、民主化の新しい地平を開いた偉大な抗争として、民族の自主権と民衆生存権を念願するすべての進歩的志向と流れの源流となっている。

 韓米首脳会談で見せた対米屈辱外交と5・18精神は両立できない。それにもかかわらず、5・18記念式場でのまさつをもって全員逮捕をうんぬんすることは、「参与政府」の良心をみずから汚すことであり、守旧保守勢力の捕虜となることをもたらすものだ。そのうえ社会的共感を形成している韓総連利敵規定の撤回問題と関連させるのは、より一層不合理なことだ。

 自主と平和、民族の団合を要求する国民的要望は日ごとに高まっている。われわれはこれを数万、数十万が織りなした光化門のキャンドルデモで確認したし、昨年の大統領選挙でノ・ムヒョン候補が当選したことも、これと無関係ではない。ノ・ムヒョン大統領は当選過程で確認した国民的要望がなんだったかを、もう一度思い起こさなければならない。

 ノ・ムヒョン政権は、今からでも各界から相次いでいる批判世論を謙虚に受け入れて、民族の自主と共助を実現して、米国の開放圧力に立ち向かい、民衆生存権を守る道に積極的になるよう強く促す。もしこれを、無視と警察力を押し立てて公安弾圧を継続する場合、重大な国民的抵抗にぶつかるだろうことを、肝に銘じなければならないだろう。

2003年5月20日

全国民衆連帯、統一連帯、米軍装甲車による女子中学生殺人事件汎国民対策委