第180号 2002年 9月 14日


韓 国 人 権 ニュース

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(今日の人権だより、民衆の声 9/12)

病院労組への公権力投入に非難世論の嵐

民主労総、「民主労組抹殺陰謀に全面的闘争をする」

12日午前6時、政府はついにキョンヒ医療院と江南聖母病院に警察力を投入、保健医療労働者のストライキを強硬弾圧した。労組と社会団体はこれを一斉に非難し、政府の弾圧に抗議している。

警察に連行された労組員はキョンヒ医療院とカトリック中央医療院所属組合員316人をはじめ489人。この中にはユ・ドクサン民主労総委員長職務代行、キム・ヒョンタック副委員長らストライキの激励のために座りこみ現場を訪問した民主労総指導部も含まれている(後に釈放)。この日の強硬鎮圧過程でキョンヒ大学総学生会のイム・ヨンジュン事務局長は、警察に殴打されて鼻が折れてほお骨が陥没する重傷を負った。

 12日午前10時、ミョンドン聖堂入り口では健康権実現のための保健医療団体連合、民主労働党、韓国女性団体連合など81団体が共同記者会見を開いて、ストライキ中の病院に公権力を投入した政府を強く非難した。

彼らは「11日午後3時にソウル大教区の仲裁でミョンドン聖堂も主任神父とストライキ指導部間で事態解決のための対話が予定されていたにもかかわらず、政府が公権力を投入した」として、△連行者の即時釈放△警察兵力の即時撤収△性暴行事件の真相調査及び警察庁長官の公開謝罪△労使対話の即時再開△労組脱退者と使用者及び救社隊(暴力団)の暴力を指令した使用者の拘束△長期ストライキ病院に対する特別勤労監督実施と不当労働行為をほしいままにする使用者の処罰――などを要求した。

ホン・グンス自統協常任代表は、「112日目を迎えた病院労組の座り込みに公権力を投入することは、政権が民主主義を放棄したものだ」と述べながら、「9月11日は韓国が民主主義を放棄した日」と規定した。

保健医療労組も「公権力投入による弾圧に対して、全組織的な決死抗戦」を決議した。保健医療労組は公権力投入直後の12日午後、緊急中執会議を開いて、△国政監査期間まで強力な対政府闘争の展開△連行された組合員の釈放闘争と病院進撃、ロビー再奪還闘争△民主労総、市民社会団体との連帯闘争拡大△現場闘争の強化△国政監査時に長期ストライキ病院の責任者の証人喚問要求――などを展開することにした。

民主労総は12日午後、ヨイドのハンナラ党舎前で1500人が参加して「病院ストライキ強硬弾圧・キム・デジュン政権糾弾大会」を開いて政府の公権力投入に抗議した。

ユ・ドクサン民主労総委員長職務代行は、「政府の無謀な弾圧は民主労組運動の根を断ち切り、労働法改悪を断行しようとする陰謀が背景にある。11月10日の労働者大会に10万人以上の組合員が結集して、労働運動を弾圧する政府に目にものを見せる。労働者が死なないことを今回の闘争を通じて見せつけてやろう」と訴えた。

ノ・ミョンウ公務員労組首席副委員長も連帯あいさつで、「政権は大統領選挙の公約で約束した公務員労組認定を履行せず、今も弾圧している。ともに連帯して労働3権戦取のために闘う」と連帯の意志を明らかにした。

サービス連盟のキム・ヒョングン委員長も、「この政権の歴史性、伝統性も公権力投入とともに終わったことを見せてやる。この地にはいくら弾圧しても屈しない労働者たちがいるということを見せてやろう」と訴えた。

一方、11日に警察が労組員を強制連行する過程でみだらな行為をしたとの疑惑が提起されている。警察での調査過程でも全裸の捜査を強要するなど人権じゅうりんがほしいままにされていると主張されている。

保健医療労組はカトリック中央医療院から連行された女性組合員らのズボンが脱げそうになっているのに警察が引っぱり続けて、警察バスの中で女性組合員らの胸にさわるなどのみだらな行為事例があったと主張した。またノウォン警察署では連行された組合員に「ブラジャーを取れ」と裸での捜査を強要する人権じゅうりん事例もあったと付け加えた。

これに対して韓国女性団体連合など女性団体が正確な真相調査と責任者処罰を要求している。

 

(Uニュース 9/10)

拡散する兵役拒否の動き、予定者の大学生がさらに15人

全学協、12日に記者会見…「令状が出たら拒否宣言する」

最近、政治家や高級官僚など高位層の兵役不正と、軍隊での不審死事件の真相究明問題などに国民的関心が高まっているなか、大学生の公開的な良心的兵役拒否が相次いでいる。公開的に良心的兵役拒否を宣言したオ・テヤン、ユ・ホグン、イム・チユン氏に続いて12日にはソウル大生が良心的兵役拒否を宣言する予定だ。

とくに、その日には15人の学生ら良心にもとづく兵役拒否者を支持して、入営拒否の意志を明らかにする予定で、良心的兵役拒否者は今後さらに増えるものと見られる。

全国学生会協議会(全学協)は10日、「良心に基づく兵役拒否者ナ・ドンヒョックおよび兵役拒否予定宣言記者会見を、12日にソウル地方兵務庁の前で行って、このように宣言する」と明らかにした。

全学協は「250万大学人の半数の男性が軍隊に行かねばならず、軍隊文化も大学に流入して半数の女性を抑圧する文化を量産している現在、良心に基づく兵役拒否権を実現する行動は、大学人と大学社会から拡散されて行かなければならない」とし、トンア大3年生のイム・チユン氏の兵役拒否宣言に続き、ソウル大のナ・ドンヒョック氏(数学科4年)が12日に記者会見を開いて、良心に基づく兵役拒否を宣言する予定だと明らかにした。

またこの場で、キム・ソックミン氏(ソウル大4年)ら15人の学生兵役拒否予定者が良心に基づく兵役拒否者支持と、今後自身に課される入営拒否を明らかにする予定だ。

兵役拒否予定者らは、「良心に基づく兵役拒否予定者宣言」を通じて、「われわれは人類の共存と平和のため戦争に反対する。したがって、人に向けて銃を構える軍隊に行けないし、良心に基づく兵役拒否権の実現は、韓国社会の多様な軍問題を解決して行く1つの契機になるだろう」と明らかにした。

兵役拒否予定者:コリョ大4年 イム・ジェソン/キョンヒ大大学院 ヨム・チャングン/ソガン大4年 パク・ジョンウン、3年 イ・チュンフェ、1年 キム・ミンジュヨン、ヤン・ソックジェ/ソウル大4年 キム・ソックミン、キム・チス、チャン・ギジョン、ヒョン・ジョン/ヨンセ大4年 リュ・ジュル/チュンアン大4年 イ・ヨンソック/ハンゴン大4年 イ・ウォンピョ、3年 チャン・チュンゴル、2年 パク・チョル