第119号 2001年 4月 7日 


韓 国 人 権 ニュース

韓国人権国際センター

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(人権センター 4/4

韓統連・元在日政治犯名誉回復対策委員会(準)発足

22日に都内で結成総会

 「反国家団体」規定や「スパイ事件」でっち上げなどで名誉を棄損され、韓国政府からパスポートの発給を拒否されたり、本国への自由往来を妨害されている在日韓国人の名誉回復と本国自由往来の実現を目指す運動が始まることになった。

 明治大学の宮崎繁樹名誉教授と日韓民衆連帯全国ネットワークの吉松繁代表世話人、韓国良心囚同友会の李哲代表、在日韓国民主統一連合の郭秀鎬副議長の4人は3月中旬、同趣旨の運動を行うために「韓統連および元在日韓国人政治犯らの名誉回復と韓国への無条件自由往来のための対策委員会」の結成と賛同を呼びかけた。

 4人の呼びかけ人らは3月22日、都内で会合を開き、韓統連・元在日政治犯自由往来対策委の結成総会を今月22日、都内中央区の交通ビルで開くことを決めた。

 韓統連は朴正煕政権から78年に「反国家団体」規定を受け、現在も会員や会員団体の関係者の本国入国が拒否されている。また本国への旅行や留学中に「スパイ」にでっち上げられた元政治犯のうち、本国への自由な往来に不安を感じている人がいる。

同対策委は賛同人を幅広く呼びかけている。問い合わせは、TEL03―3292―0671/FAX03―3295―5004(韓統連)

 

(人権消息 第1825号 4/3)

ナムデムン警察署、労働者を隔離して袋だたき

「一歩まちがえば死んでいた」という恐怖心まで感じるほど

門を閉めたままで集団暴行 「『若造が生意気に!』ボカっとだれかが私の後頭部を強く殴りつけた。彼はすぐに私を蹴りつけた。他の警官は、彼をク部長と呼んだ。突然の殴打にとてもびっくりして、私はとっさにク部長の背中をたたいた。理性を失ったク部長は、こぶしで右側のあごを殴りつけ、続いて周囲にいた警官から集団暴行を受けた。ある警官は首を絞めて息をできなくし、拳による殴打や蹴りが際限なく続いた。私は結局、悲鳴を上げるほかなく、それで警官たちも驚いたのか、集団暴行が止んだ。しかし、彼らの威嚇的な悪口は続いた。『殺してやる』『お前は犯罪者だから、人間的に待遇する必要がない』」

3月31日の民衆大会に参加して連行された保健医療産業労働組合(チャ・スリョン委員長)のチョン・ウォンチョル組織部長が、ナムデムン警察署(カン・ヨンギュ署長)で経験したことだ。

警察、「暴れたのを制止しただけ」 しかし、ナムデムン警察署のチェ・イクス警部は「拳で殴ったりしたことは絶対にない」「チョン氏が暴れたので座れと制止したことはあった」と弁解した。そして、「チョン氏が人の行き来がある路地にいたので、そのようなことはありえない」と反ばくした。しかし、ナムデムン警察署に行って確認した結果、その路地は鉄門を通して出入りする場所で、警察の主張はたやすくウソであることがわかった。

保健医療労組のイ・ジュホ政策局長によると、チョン・ウォンチョル組織部長は、東光州病院の女性労働者の不法連行に抗議して連行された。東光州病院の女性労働者らは、3月31日5時ごろ、ソソムンのKALビル前の歩道を歩いていたが、警察は彼らみんなが赤い労組のチョッキを着ており、集会に参加した労働者だと確信して、強制的に連行した。この過程で、警察は女性らの髪の毛をつかんで引っぱって行き、これに対してチョン組織部長は抗議したということだ。

「だれも連行の理由を話さなかった」 チョン部長と一緒にナムデムン警察署に連行された労働者は、「警察に連行理由を聞いたが、自分たちもなぜ連行してきたのかちゃんと答えられる警察はいなかった」という。そして、名前と住民登録証番号を言えとだけ要求し、これを拒否したチョン部長を外へ引っぱって行ったと主張した。結局、身体の自由を制限する時に守らねばならない最小限の人権さえも守られなかった。

3月31日にナムデムン警察署へ連行された9人のうち8人は、4月2日、不拘束処理された。しかし、チョン部長は集会とデモに関する法律違反、一般交通妨害、公務執行妨害で拘束令状発布審査を受けることになった。

これに対して、保健医療産業労組では、キム・ソンス弁護士(法務法人ヨミン所属)を代理人に立てて、警察の不法連行と集団暴行などに対して、集中的に問題提起する計画だ。

一方、民衆大会以後、連行されたのは83人で、このうちチョン部長をふくむ10人に拘束令状が請求され、残りはすべて不拘束または訓放処理された。

 

(中央日報 4/5)

私たちが生きているのに…元従軍慰安婦ら憤慨

日本の文部科学省が右翼団体の歴史教科書を検定で通過させたことを糾弾・抗議する集会と声明が4日、韓国全国で相次いだ。政府の強力な対応を促す世論も広まっている。

従軍慰安婦問題対策協議会は同日正午、日本大使館前で定例の水曜集会を開き、「歪曲教科書採択反対」の立場を明らかにした。集会には約50人の市民も参加した。

「ナヌムの家」で暮らしている従軍慰安婦出身の女性約10人は集会で、「従軍慰安婦として強制徴用されて、一生つらい思いをしながら生きてきた」とし、「この問題を言及さえしていない教科書をどうして通過させることができるのか…」と憤慨した。

協議会が集会現場で1時間繰り広げた署名運動には、市民らが列をなして参加した。

大韓民国独島郷友会は午後2時、ソウルのタプコル公園前で約100人の市民が参加したなか、「日本の独島(ドクト、日本名・竹島)強奪陰謀および歴史教科書歪曲粉砕韓民族決議大会」を行った。同郷友会の崔在翼(チェ・ジェイック)会長は「打倒日本」という血書を書き、「わが民族を愚ろうする歴史教科書歪曲と独島強奪陰謀を粉砕しなければならない」と糾弾した。

韓国教総は4日、小中高校別にそれぞれ製作した「日本教科書歴史歪曲特別授業案」を発表した。韓国教総は9日から14日まで特別授業を行い、学生たちを対象に日本教科書歴史歪曲是正を要求する署名運動を繰り広げることにした。全国教職員労組も毎月発行する『私たちの子供』5月号に、小学5〜6年生を対象にした「共同授業案」を載せることにした。

ソウル・ヨンサン高校のキム・カプジェ校長は「国語、倫理、社会など全科目で日本の歴史歪曲と日本が韓国に与えた被害を持続的に教育していくつもりだ」と語った。