金大中氏救出運動と韓統連

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  連載   金大中氏救出運動と韓統連(12)

 

 SI総会などに代表を派遣

 「世界大会」に日本以外の二十七か国、三国際機構から代表五十九人が参加

 前回言及したが、八一年五月に光州民衆抗争一周年を迎えて東京で開かれた「韓国民主化支援緊急世界大会」に、海を越えて多くの外国の友人が参加した。この機会に、彼らの協力と労苦に再度感謝する意味から、ここに名前(当時)を紹介する。

 アメリカ=デイブ・デリンジャー(米州中央東部・正義と平和のための連合議長)、ティム・ショーロック(ジャーナリスト)、クワメ・トゥーレ(黒人解放運動家)、アレックス・デイビィセンティ(韓国民衆連帯委員長)、ニコラ・ガイガー(市民運動家)

 フランス=ダニエル・メイヤー(国際人権連盟委員長、社会主義インター名誉顧問、大統領政治顧問)、アラン・ブック(ル・モンド前東京支局長)、エドモンド・ジューブ(弁護士)、フェリックス・ガタリ(パリ大学教授)、ダニエ・ペティ(秘書)

 イギリス=デニス・カナブァン(イギリス労働党下院議員)、ギャバン・マコーマック(ラトゥルーブェ大学教授)、ジョン・ホリディー(学者)、デビッド・ボゲット(精華大学教授)

 ポルトガル=アルマンド・バセラー(ポルトガル社会党)

 ベルギー=ジョーレス・デリューブ(ベルギー社会党)

 オランダ=ハンス・トーレン(国際法律家協会事務局長)

 オーストリア=ハリー・シクロフスキー(ジャーナリスト)

 スウェーデン=ボー・グンナーソン(ジャーナリスト)

 スイス=ステファン・トレクセル(大学教授)

 パレスチナ=ファトヒ・アブドル・ハミード(パレスチナ東京事務所所長)

 香港=ジャック・クランシー(神父)

 タイ=ワリン・ワンハンチャオ(チュラリンコン大学教授)

 インドネシア=エルンスト・ユトレヒト(シドニー大学教授)

 シンガポール=タン・ワー・ピャオ(市民運動家)

 西ドイツ=アルフレッド・エマーリッヒ(西ドイツ社民党・国会法務委員会委員長)、ルイゼ・リンザー(作家)、ギュンター・フロイデンベルグ(オスナブルック大学前総長、韓独連帯委員会代表)

 チリ=アルマンド・ウリベ(前中国大使)

 メキシコ=フロイラン・M・ロペス(プロセソ編集部局長)、セシリンア・パラム(女性運動家)

 スペイン=ロベルト・ドラド(スペイン社会労働党書記局幹事)、マルガレーデ・カセレイン(市民運動家)

 イタリア=リリアナ・マグリーニ(ジャーナリスト)

 デンマーク=ジャック・ハーシュ(大学教授)、エレン・ブルン(経済学者)

 オーストラリア=ジョアン・タガート(オーストラリア社会党副党首)、イアン・ウィルソン(オーストラリア国立大学教授)

 インド=アジット・N・ボース(インド技術研究所教授)

 バングラデシュ=カビール・チョードリー(ダッカ大学教授、作家)

 スリランカ=K・ジャヤティラーケ(作家)

 パラオ=イグナシオ・アナスタシオ(国会議員)

 日本=飛鳥田一雄(社会党委員長)、宇都宮徳馬(参議院議員)、槙枝元文(日本労働組合総評議会議長)、田英夫(参議院議員)、青地晨(評論家)、小田実(作家)、隅谷三喜男(大学教授)、藤井治夫(軍事評論家)、野田哲(参議院議員)、秦豊(参議院議員)、遠藤洋一(福生市議)、梶村秀樹(神奈川大学教授)、森田宗一(弁護士)、真継伸彦(作家)、関寛治(東京大学教授)、伊藤成彦(中央大学教授)、篠田浩一郎(評論家)、武藤一羊(アジア太平洋資料センター代表)、北沢正雄(評論家)、小林弘一(パレスチナ連絡会議)、森詠(ジャーナリスト)、板垣雄三(東京大学教授)、梅林宏道(市民運動家)、隈元寅教(総評国民運動局長)、中江平次郎(総評大阪議長)、塩原節子(繊維労連)、前田由美子(日本婦人会議)、稲葉三千男(東京大学教授)、平良良松(那覇市長)、高橋悠治(音楽家)、宮原昭夫(作家)、森川金寿(弁護士)、河上民雄(衆議院議員)、富塚三夫(総評事務局長)、富山妙子(画家)、矢崎泰久(革新自由連合代表)、北尻得五郎(弁護士)、長洲一二(神奈川県知事)、吉松繁(牧師)、中山千夏(参議院議員)、青島幸男(参議院議員)、栗村和男(小牛田町長)、針生一郎(評論家)、森影誠(国鉄労組委員長)、八鍬重一(動力労組委員長)、丸山康雄(自治労委員長)、古井戸龍介(全逓労組委員長)、及川一夫(全電通委員長)、日教組、全水道労組、部落解放同盟などである。

 そして「世界大会」発起人のうち、外国の友人にはノーベル賞受賞者のジョージ・ウォード(米ハーバード大学教授)、リチャード・フォーク(米プリンストン大学教授)ら多くの著名人士がいた。困ったときに助けてくれる人が真の友人だとの言葉がある。あの厳酷な時代に、韓国民衆の正義の闘争に熱い心で賛同してくれた彼らを、われわれは永遠に忘れないだろう。

 SIの総会や幹事会に出席し、韓国の民主化闘争の現状を報告

 八一年の「金大中氏の釈放を要求する八・八集会」と「八・一五大会」の後にも、大衆集会と街頭デモ、駐日韓国公館と日本当局に対する抗議行動は中断なく続いた。例えば、全斗煥軍事独裁政権を政治、経済的に支援するために開かれた韓日閣僚会談(九月十、十一日)に反対、糾弾し、金大中氏の釈放を要求する集会を東京では九月六日と九日に、大阪では国鉄大阪駅前広場で五日から座り込み闘争と街頭宣伝、大阪総領事館への抗議デモを展開し、全泰一烈士の十一周忌を迎えた十一月十三日にも集会などを行った。

 一方、韓民統は国際社会で金大中氏救出の世論を高めるために、韓民統の国際組織ともいえる民主民族統一韓国人連合(韓民連)を発動し、世界の主要な国での国際会議や国際シンポジウムなどの開催に尽力した。そのような成果として、韓民連とフランス国際人権委員会の共同主催で八二年六月十九、二十日の両日、パリで「金大中氏とその多くの人々」をテーマに「韓国人権国際会議」を開いた。会議には韓民連代表をはじめフランス、日本、西ドイツ、アメリカ、イタリア、イギリス、スペイン、サンマリノ、スイスなど九か国から六十余人が参加した。

 また韓民統と韓民連は八〇年から社会主義インター(SI)の総会と幹事会にすべて出席した。八〇年六月十三―十六日にわたってノルウェーのオスロで開かれたSI幹事会には裴東湖・韓民連中央執行委員長(韓民統常任顧問)と尹伊桑・韓民連ヨーロッパ本部議長ら六人が参加した。同幹事会では韓民連代表が韓国情勢の報告を行い、韓民統、韓民連との連帯意志の表示として「韓国問題に関する特別決議文」を採択した。特別決議文の内容は次のようなものだった。

 「韓国での弾圧は極限点に達している。社会主義インターは、平和的に抗拒する学生らに加えられる野獣的な蛮行に対して深い憂慮を表す。社会主義インターは、在野指導者である金大中氏の釈放を強く要求し、民主化闘争を積極的に繰り広げている海外韓国人団体の民主民族統一韓国人連合の闘争を積極的に支持する。反共を口実にした民主主義の抑圧を、社会主義インターの会員国は絶対に受け入れることができない」

 

 

(つづく)

 

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